ハロウィーン08 ページ8
羊皮紙に疑問点を書出しながら、グルグルと頭の中で自問自答を繰り返していると、肩をトントンと叩かれた。
「ふえっ！？あ、ごめんネビル...」
「ううん、大丈夫。セレナからやってほしくて...。僕、何度やってもダメだったから」
落ち込むネビルにセレナはそっと微笑む。
「わかった。じゃあ見ててね...《ウィンガーディアム・レヴィオーサ》」
セレナが唱えると羽根がフワフワと宙に浮き、更には杖の動きに沿って羽根が動き出した。
隣で見ていたネビルは勿論のこと、周りにいる生徒がその羽根の動きを呆然と見ていた。
「おお！ミス・ウィンクルムもやりましたか！動かすことも出来るとは、グリフィンドールに二点加点しましょう」
フリットウィックは手をパチパチと叩きながら満足そうに言うと、再び生徒たちの指導に戻った。
「ほら、ネビル。教えるからやってみよ？」
「う、うん...《ウィンガディアム・レビオーサ》」
「ネビル、発音が違うわ。ウィンガーディアムよ」
「ウィンガーディアム・レビオーサ？」
「レビ、じゃなくレヴィよ」
ネビルが羨ましい...。クラスの心は一つになった。
手取り足取り丁寧に教えるセレナの言葉を聞き漏らさないようにと、他の生徒も耳を傾ける。
「ウィンガーディアム・レヴィオーサ？」
「良いよ、その感じでビューン、ヒョイ。やってみて」
「《ウィンガーディアム・レヴィオーサ》」
ネビルが唱えると、セレナやハーマイオニーのようにはいかないけれども、数センチふよふよと羽根が浮いた。
「っっ！！！セレナ！」
「やったね、ネビル！」
感動したネビルとセレナがハイタッチを交わしたその時、ボンッと斜め前から爆発音が聞こえた。
巻き込まれたハリーはそろそろと手を挙げる。
「ケホッ...先生、シェーマスに新しい羽根を用意してあげてください」
授業が終わり、セレナはハーマイオニーに駆け寄った。
ロンの態度に嫌な予感を感じながらも、今日の授業について語りたかったのだ。
ハーマイオニーも同じ気持ちだったのか、嬉しそうにセレナを待っていた。
「ハーマイオニーより早く浮かせられなかったのが残念ね」
「よく言うわ！私よりも自由自在に動かしていたじゃない」
クスクスと笑いあって歩いていると、前の方でハリーを含む男子たちが何やら話し合っていた。その中で、ロンのむしゃくしゃしたような声が聞こえてきた。
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レン(プロフ) - pecoさん» pecoさん、コメントありがとうございます！夢主ちゃんには暗躍してもらって笑この長年続く因縁に決着つけて頂きますので、これからも夢主共々この作品をよろしくお願いします (2022年11月21日 20時) (
レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
peco(プロフ) - マルフォイ可愛いくて大好きです！夢主ちゃんにはぜひスリザリンとの溝脇を埋めて欲しいです！更新楽しみにしてます！ (2022年11月21日 19時) (レス) @page40 id: 513ec929f7 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - チーズバーガーをチーズぬきで！？さん» コメントありがとうございます(*^^*)更新遅めですが、楽しんで頂けたらと思います！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月13日 21時) (レス) id: b7c954aa2e (このIDを非表示/違反報告)
チーズバーガーをチーズぬきで！？ - セブルスが親だったら確かに厳しく育てられそうなイメージがあります。あっ、最近見始めました。ハリー大好きなので、ハリー落ち嬉しいです！今後の展開、ワクワクします(*^O^*) (2022年10月13日 18時) (レス) id: 658ba4281a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2022年9月4日 21時
