4話 ページ6
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「………じゃあ言い方を変える、俺の事すき?」
『……………はい、とても尊敬している方なのでどちらかと言えば好いている方かと』
「…んーそれじゃ嫌」
私の発言が気に食わないのか、ムスッと頬を膨らます悟様
だがしかし、こればかりは譲れないというか、彼の気持ちに答えることに関しては私には出来ない
「どーしたら振り向いてくれんの?」
『振り向いてって、』
「俺はこの世で1番欲しいものはお前なんだよ」
と言われましても。私の身分がもう少し良ければ…
せめて優秀なお姉様みたいになればまだ相手になるぐらいはお父様もお母様も認めてくれるはずと信じたい
『あの悟様……「さとる」え』
「様はいらね…悟ってよんで」
『…さ、さとる、くんはだめですか』
「敬語もいや」
『………さとるくん』
「………今はそれで許す」
どうしよう明日になれば私の命が既にないのでは…?
あの五条悟に敬語を外し、呼び名も私の分際で…やっぱり今すぐ取り下げて身分を引かなければ殺される。
『ご、ごめんなさい』
「?なんの謝罪?」
『私じゃあなたに釣り合わないです…ごめんなさい、お姉様のようにもっと身分が高い立場なら貴方の隣に立てることもできるのですが、私のような分際で…しかも捨てられた許嫁なんて
悟様の名が汚れてしまいます』
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五条side
俺の事が嫌いで断ったり、俺のことが怖くて断ったりしてるんじゃないからゴリ押しで言ってるんだけど
この子は自分の立場を理由に俺の告白を拒絶した
相変わらず理由が物凄く気分が悪い、なんでもう家の敷地内を跨ぐことは許されないAの意思は
いつまで経っても家の権力で捉えられているのか
だからこの世界は腐ってんだよ
「…なんでかなぁ」
『え』
「いいじゃん、お前もうあの家と関係ないんだろ?立場もくそもねーじゃん?そもそも、俺は釣り合うとか釣り合わないとかじゃない、俺はお前としか結婚したくねーの
俺が旦那になるのそんな嫌?」
『嫌じゃないですけど……』
「はぁ、そんな風に家の事で俺の告白断ってんの凄い嫌」
こんなに優しいAを都合のいい人形扱いしやがってよ、姉も両親もとことん腐ってやがる
ぜってぇ許さねぇからな
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通りすがりの呪術廻戦好き - なんか、中途半端。五条悟は、もっとズバズバ言うと思うし、読んでてスカッともしないしざまぁもされないし。 (2月17日 23時) (レス) @page48 id: 1495d167b8 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - 五条君と夢主ちゃんが幸せになれてよかったです!というか萩原の家族とか夢主ちゃんの家族とか最悪ですね。夢主ちゃんと五条君素敵。 (2022年8月14日 14時) (レス) @page2 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 夢主ちゃんの家族がクズ過ぎる...この家で一番可愛いのは夢主ちゃんに決まってんだろうが!! (2022年7月18日 16時) (レス) @page50 id: 936c26f56c (このIDを非表示/違反報告)
マリか - 五条くんのズバズバと夢主ちゃんのために言ってる所…かっこいい…夢主ちゃんは可愛いすぎる… (2022年7月18日 12時) (レス) @page50 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 萩原って女…五条くんにお仕置してほしい…。夢主ちゃんのほうが…素敵な女性だよ…。早く夢主ちゃんを助けてあげて…! (2022年7月16日 10時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なの | 作成日時:2022年6月18日 19時