婚約者に捨てられた私は最強さんに溺愛される【呪術廻戦】

46話 ページ48

五条side




「そーゆう所だよ」




あの頃となーんにも変わってないんだな〜

いやぁ見損なったよ、Aの姉だからちょーっと期待してやったのにざんねーん





「え？？」




「誰かを犠牲にし、自分をあげることしか出来ねーのかって話、わかる？？」



「は？……え？犠牲って、妹は私より出来ない子よ？下に見て当然じゃないの」





……うーん、既に手遅れでありながらダメだなこいつ、別にこいつが誰を貶そうが陥れようが興味ねーんだけど、Aが関わってるとなら話は違う

なんでこいつらの分際でAを侮辱してる訳？

自分な顔を鏡で見てこいよ、醜さが顔に映ってるということに早く気づけ





「悟様…今なら引き返せますよ、このお話し合いも私の愛娘との婚約の話に持っていくのならば、今までの無礼をお詫び致します、そして、そちらの出来損ないとは完全に縁を切りますわ」



「ふむ、冷静なれば五条様がこちらに来ればこちらと争う必要もない、五条様ならまぁうちの愛娘と釣り合うだろうしな……先程は取り乱してすまなかった」



「お母様！お父様！そうですわ！如何なさいましょう？」






アレーー？？？？


なんか勝手に手のひら返しされたんだけど、まじでこいつらの性根腐ってんな〜ｵｯｴｰ






『はぁ……』



「A？」



『すみません。こんな家族で』



「…………え、あ、、ううん、いいって……」






雑魚が何か言っていると、俺はひたすらヘラりとしていたが隣で聞いていたAはその真反対という、俺ですら見た事ない氷のような冷たい表情になっていた

さすがの俺でもびっくりしたけど、その前に

右隣がものすげぇ寒いんだよな





『………………』



「A、氷出てる」



『…………すみません』






怒りが収まらないのか呪力も出てきている、そうだよな、自分の婚約者を奪おうとされるなんて

俺もわかるぜ、あの時と同じだわ






「ねぇ、寒いんだけど？」



「まともに術式も使えないのか…この出来損ない」



「呪術師として情けないわね」





誰のせいだと思ってんだよ、俺だって呪力抑えんのに必死だわコラ





『……悟様、続けてどうぞ』



「お、おう」






怒りを押え、ニコリと俺へ微笑みながら告げるAだが、残念ながら顔は笑えていない、むしろ怖い

美人が怒ると怖いというのではなく可愛い子が怒ると怖いということはこーゆうこと



俺もAだけは怒らせたくねーな、気を付けよー

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