婚約者に捨てられた私は最強さんに溺愛される【呪術廻戦】

45話 ページ47

五条side




要するに、姉が捨てた許嫁をAに譲ってるんだろ？

そんな中古になった男を俺の可愛いAに押し付けてんじゃねーよ、これこそふさわしくないし気色悪い

Aにふさわしい男は1人しかない


つまり俺という完璧な男だけな、はよ諦めやがれ




「なっ、口の利き方！！」



「言い方も無礼ですわ！」



「うるせ〜今まで俺の慈悲と好意で仕方なく敬ってやったんだよ感謝しろ」





もうこいつらに敬語なんて使わねーよ、初めは真面目に話をしようと我慢してやったのに

俺の親切な心を蔑ろにしやがって





「絶縁状態の出来損ないこいつを婚約者にする時点でお前も落ちこぼれだ！！五条悟！！」



「………………………へぇ」





まぁ別に俺を侮辱しようと勝手だしどーでもいいけど、俺の前で俺の大切なAをディスりやがってよ

何？むしろ殺されたくて俺を煽ってんの？だったらお望み通り殺すことなんて簡単だゼ？


さぁ、どー出てくんのかね、俺の怒り爆発寸前まで手は出さないでやるから早く認めろよ







『さ、悟様、ここまでにしましょう』



「んーまぁそうだな、煽りすぎて話にならないとか時間の無駄だし」



『ダメですよ今は』



「わーってるわーってる……大丈夫だから」







俺の隣に座っているAは家族がヒスを起こそうが何も動じず、ただただ冷静に話を耳に通している

この冷静さを見習って早く大人しくしろよ


自分の娘よりしっかりしてないなんてダッセー





「あ、あの悟様！どうして私の妹は良くて私はダメなのですか？」



「ん？知りたい？」



「は、はい……」






父親が怒り狂って静かになったら、今度は長女が俺に声をかけてきた。しかも未だに自覚してないとか

そりゃあ婚約もできねーですよね〜こんなワガママ娘とお見合いする許嫁がカワイソーだわ






「お前さ…自分の事どれぐらい好きなわけ？」




「え」




「なんか認めてもらって当然みたいな感じなのがすんげぇ嫌い、まぁ自信を持つことは別に構わねーけど」



「……なっ、少なくともそんな出来損ない妹より私の方が強くて美しいでしょう！？」





いやぁ、それは1番ナイワー。

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