23話 ページ25
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「ほんと?」
『ほんとです、それに悟様の事を1番に思っておりますのでどうか気を病まないでください。』
大丈夫…私が何も言わなかったら悟様はきっと困らない。めんどくさい女なんて言われるのは慣れているし捨てられるのも承知しているけれど
不快な思いだけはさせたくないからせめて今の私にできることをするのが私の役目
「それならいいけど…俺はお前だけしか見てないからな」
『……う、嬉しいです』
「うん…お見合いとか多分今後もあるけど俺が結婚したいのはAだけ…それだけは忘れないで」
『はい、重々承知しております』
悟様は本当に優しいお方だ…こんな私のことを捨てずに思ってくれているだけで十分だ
その間に私がやるべき行動は悟様の隣に経つために美しくなること。少しでも容姿が変われば
荻原さんには及ぶかもしれないけど悟様の名を汚すなんて事は少しだけど免れるだろう
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数日後
「ねぇ落ちこぼれの氷藤さん」
『…はい』
「貴方…今何級ですの?」
『…先月…2級に昇格致しました』
次は準1級、1級って所だろう、まだまだ伸び代はあるはず特級の悟様には及ばないと思うけど
強く美しくならなくちゃお姉様を超えることもできない
「え、たかが落ちこぼれの分際で2級?」
『え』
「全く東京校も甘いですわ、こんな落ちこぼれが2級の実力があると思っているのかしら」
『…ここは関係ないですよ、指名していただいたのはフリーの2級呪術師様ですから』
担任からの指名で昇格は禁止されているからね。悟様からは可能だけども
「いいですか?…女はそこまで強くならなくても良いのですよ、伴侶を支え、何れは子を産む母胎が傷だらけなんぞ生家の名を汚してしまうのはよくありませんから」
『そうですか』
「…は?そうですかではなく自覚をしてくださいまし!何を他人事のような考えをお持ちになって!」
『いえ、私はもう家を追い出されている身なので』
それでも体は大事にしないと、悟様の名を汚してしまうし目的は変わらない
「まぁ!あらあらそれは失礼したわ…そうね既に落ちこぼれだものね!」
『…はぁ、話はしまいですか?』
「は?」
『私これから任務に行かなくてはならないので用がなければこれで失礼したいのですが』
「貴方ってホント失礼な女ね…それが先輩に対する行動なのかしら?野蛮な女で悟様が可哀想だわ」
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通りすがりの呪術廻戦好き - なんか、中途半端。五条悟は、もっとズバズバ言うと思うし、読んでてスカッともしないしざまぁもされないし。 (2月17日 23時) (レス) @page48 id: 1495d167b8 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - 五条君と夢主ちゃんが幸せになれてよかったです!というか萩原の家族とか夢主ちゃんの家族とか最悪ですね。夢主ちゃんと五条君素敵。 (2022年8月14日 14時) (レス) @page2 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 夢主ちゃんの家族がクズ過ぎる...この家で一番可愛いのは夢主ちゃんに決まってんだろうが!! (2022年7月18日 16時) (レス) @page50 id: 936c26f56c (このIDを非表示/違反報告)
マリか - 五条くんのズバズバと夢主ちゃんのために言ってる所…かっこいい…夢主ちゃんは可愛いすぎる… (2022年7月18日 12時) (レス) @page50 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 萩原って女…五条くんにお仕置してほしい…。夢主ちゃんのほうが…素敵な女性だよ…。早く夢主ちゃんを助けてあげて…! (2022年7月16日 10時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なの | 作成日時:2022年6月18日 19時