2話 ページ3
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なんの手続きは分からないが、悟様が全てやると言い出したのでここはおまかせすることに…
しかし、やはり私に関わることなら私もお手伝いをせねばと行動するも、彼は気にすんなと私が手を出すことを許さなかった
『……また彼に迷惑かけちゃった』
とりあえずここに座って待ってろと言われたから大人しく人気のないベンチで座って待つ
さらにここはかなり心地がいい、自然な風の音や水、鳥の鳴き声が耳に響く…
いつも私の耳に入るのは人の声しかないほど賑わっているから、こうして落ち着いた場所に来るのはかなり新鮮である
そういえば、私は学業へ通うことなんぞ許されなかったから家でお勉強をしていたからこのような場所には詳しくない
ここについては、後で調べてみようとしましょうか
「お待たせ…ごめんな」
『……いえ』
「んじゃ俺の部屋行くぞ」
『はい、わか「あ、動かなくていいから」え?』
彼がそう言った瞬間、またもや視界の景色が変わる…
彼いわく術式を使ったらしい、呪術家庭に生まれた私はそれぐらいなら知識はあるし理解することはできた
「えーと、多分俺が一方的に話してもわかんねーよな」
『……あ、えと、』
「お前が俺に聞きたいこと言ってみ?全部答えるから」
なるほど、それだと私が知りたいこと全て聞けるという状況を作ってくださったのか。
本当に昔からお兄さんみたいな人で安心する
『それではお言葉に甘えて…なぜあの状況で婚約破棄されたばかりの私と婚約すると仰ったのですか?』
政略結婚とはいえ1度捨てられた女だ、しかも私は特別な呪術ももっていないし、どちらかと言えば平凡な女として生きてきた
悟様と私なんて絶対釣り合わない、これでこそ元婚約者が言っていた言葉の通りである
「え?あれ聞いてなかった?あいつとお前が婚約破棄するのを待ってたんだよ」
『…それはなぜ』
「ずっとお前と婚約したかったのに、潔くあいつがお前と婚約するなんて言い出したからだよ、そんな俺には気持ち悪い女をよこしてきてマジで最悪だったわ」
…要するに悟様は私と婚約をしたかったのにも関わらず、彼と婚約してしまった私の事は諦めようとしていた訳か…
なぜ私と婚約したかったのかは未だに分からないけど
「おい、その顔は分かってないな?俺はずっと前からお前のことが好きだから婚約したかったんだよ」
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通りすがりの呪術廻戦好き - なんか、中途半端。五条悟は、もっとズバズバ言うと思うし、読んでてスカッともしないしざまぁもされないし。 (2月17日 23時) (レス) @page48 id: 1495d167b8 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - 五条君と夢主ちゃんが幸せになれてよかったです!というか萩原の家族とか夢主ちゃんの家族とか最悪ですね。夢主ちゃんと五条君素敵。 (2022年8月14日 14時) (レス) @page2 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 夢主ちゃんの家族がクズ過ぎる...この家で一番可愛いのは夢主ちゃんに決まってんだろうが!! (2022年7月18日 16時) (レス) @page50 id: 936c26f56c (このIDを非表示/違反報告)
マリか - 五条くんのズバズバと夢主ちゃんのために言ってる所…かっこいい…夢主ちゃんは可愛いすぎる… (2022年7月18日 12時) (レス) @page50 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 萩原って女…五条くんにお仕置してほしい…。夢主ちゃんのほうが…素敵な女性だよ…。早く夢主ちゃんを助けてあげて…! (2022年7月16日 10時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なの | 作成日時:2022年6月18日 19時