プロローグ ページ1
:
突然の事だった
「お前と俺では対等ではない、俺にはもっとふさわしい女性がいるんだ」
『……え』
「おいで……この子はお前より優れた女性なんだよ」
「初めましてAさん…このお方とは私が幸せになりますわ…どうか婚約破棄をしてくださいまし」
16歳の誕生日を迎えたと思えば…小さい頃から許嫁として婚約してきた婚約者に婚約破棄を宣言され
新たな婚約者を紹介してきた
なんとも私は彼女より彼にふさわしくないということ
「すまないが、お前に愛想が尽きた、だから俺と婚約破棄をしてもらう！そして俺はこの子と婚約する事にした」
「ごめんなさい、元婚約者さん…私の方が彼に選ばれたみたいです」
ウルッと目を輝かせて彼によりそう略奪女…それに私は何も言えなくなり、彼との婚約破棄は私も受け入れることに
誕生日の日にこんな思いをするなんて辛いなぁ
なんて惨めな自分の姿を隠したくて仕方ない私の元へ突然長身の男が目の前にやってきた
「やっと婚約破棄したか…じゃあこいつは俺が貰うから」
-
-
-
-
なんでこの人がここにいるの！？！？
と慌てるがそれも関係なしに私を抱えてその場を離れようとする彼…
そんな身勝手な行動をする彼に当然周りの人達は許すはずもなく、怒涛を浴びせるように言葉を放った
「は？だってそっちがこいつを捨てたのなら俺が貰っても問題ねーじゃん」
「だが五条様には婚約者が既にいるのであろう！？婚約破棄されたら惨めな女に縋る必要はない！！」
「いねーよそんなやつ、俺は俺が決めた奴としか婚約しねーから」
雑魚がしゃしゃんじゃねーよと鋭い言葉でドス声で喋る彼…に私はただただ困惑することしかできない
「なっ…だからといってその娘と婚約する必要は無いだろう！！」
「そうですわ！婚約破棄されたばかりの女に縋る必要は無いですよ？」
「お前が言うのかよ略奪女」
「なっ！！！」
婚約者…いや元婚約者とその略奪女と彼などが揉め初め、周りもザワつくことばかり…そうだここは大勢の人がいる場
未だに現状についていけない私は何もすることができないまま、抱えられた体をただただ大人しくすることに
「ですが…悟様！その女と婚約するのなら私が！」
「え！？」
「あ？無理だし寝言は寝て言え、俺はこいつがいいの。金輪際関わんじゃねーぞ」
そういった瞬間私の視界から人々の姿が消えた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1439人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
通りすがりの呪術廻戦好き - なんか、中途半端。五条悟は、もっとズバズバ言うと思うし、読んでてスカッともしないしざまぁもされないし。 (2月17日 23時) (
レス) @page48 id: 1495d167b8 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - 五条君と夢主ちゃんが幸せになれてよかったです！というか萩原の家族とか夢主ちゃんの家族とか最悪ですね。夢主ちゃんと五条君素敵。 (2022年8月14日 14時) (レス) @page2 id: ad117a8b13 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 夢主ちゃんの家族がクズ過ぎる...この家で一番可愛いのは夢主ちゃんに決まってんだろうが!! (2022年7月18日 16時) (レス) @page50 id: 936c26f56c (このIDを非表示/違反報告)
マリか - 五条くんのズバズバと夢主ちゃんのために言ってる所…かっこいい…夢主ちゃんは可愛いすぎる… (2022年7月18日 12時) (レス) @page50 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 萩原って女…五条くんにお仕置してほしい…。夢主ちゃんのほうが…素敵な女性だよ…。早く夢主ちゃんを助けてあげて…！ (2022年7月16日 10時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なの
| 作成日時：2022年6月18日 19時
