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「ここがこうなって、この公式を応用すれば……ほら、簡単に解けた。」
「へぇーほんとだ。センパイって意外と頭良いんですね。バカそうなのに。」
「バカそうは余計だ角名くんよ。」
軽口を叩きながらも、私の教えをちゃんと吸収している角名。後輩に教授する予定なんてなかったのになぁ、なんて窓を見ながら、ため息をついた。
遡ること放課後。体育館の点検だのなんだので急遽オフになったらしい稲荷崎バレー部。全くもって私には関係の無いことだし、さっさと帰ってゆっくりしようと思ったのだが、見事待ち構えていた角名によって捕まってしまったのだ。
ちなみにキャッキャウフフの放課後デート……んなわけがなく、ただカフェテリアでひたすらに勉強するだけの恋色もクソもねぇデートである。(角名に勉強を教えてくれと懇願されたので、致し方なく教えてあげている。対価はドーナッツとオレンジジュース)
「角名はさ、なんで私に勉強教わろうと思ったの？」
「北さんがセンパイのこと頭良いって言ってたから、どんなもんかと気になっただけ。」
「ふぅーん……そうなんだ。」
普通に気になった……か。なーんだてっきり私のことが好きだからなのかと思った。恥ずかしい勘違いしちゃったな。
何だか小恥ずかしくて逃げるように視線を逸らすと、吹き出した声が聞こえる。ハッとして角名の方を見ると、整った顔を歪めて笑っていた。
「センパイ、もしかして俺に『センパイのことが好きだから勉強に誘いました』って言って欲しかったんですか？」
「は、はぁ！？そんなわけないし。」
「顔にそう書いてありますよ〜素直じゃないですね。」
あーもう本当に最悪だ。一ミリでもそう思ってしまった過去の自分を殴り倒したい。
頭の中で散々後悔しても、恥ずかしいことには変わりない。真っ赤になった顔を隠すように、腕の中に顔を埋めた。
で、でも今のは角名が悪くない！？だってさ、あんなにセンパイセンパイ言ってて、別の理由で誘ってきたなんて考える方が不自然だよね！？だから多分私は間違ってない……はず、なんだけど……
ぎゅっと目をつぶると、頭の上から暖かい温度が伝わってきた。ゆったりとした動きで頭を撫でるのは、きっと目の前に座っている角名だろう。角名は数本毛束をとると、絡められている糸を解くように髪の毛に指を通した。
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一ノ瀬(プロフ) - あみみさん» 沢山のコメントありがとうございます涙持ちうる語彙力で書き殴った結果アーメンに辿り着きました。笑私も推しとばったり遭遇シュチュになってみたいものです、、きっと目の前にしたら色気でやられてしまう気がしますが。笑ちまちまですが、更新していきます！ (2020年6月21日 17時) (
レス) id: 7dc834a05f (このIDを非表示/違反報告)
あみみ(プロフ) - アーメン。めっちゃ面白いです笑笑なんかツボります笑 これからも更新を無理のない程度で頑張ってください！応援してます！！！ 私もいつか推しに会えるように祈ります、、アーメン。 (2020年6月21日 14時) (レス) id: a0752004c7 (このIDを非表示/違反報告)
一ノ瀬(プロフ) - あみみさん» キュンキュンしていただけて嬉しいです(;_;)表現には自信が無いので、そう言っていただけて有難いです(;_;)(;_;)(;_;)遅筆になりますが、完結に向けてこれからも頑張っていきたいと思います、！ (2020年6月16日 19時) (レス) id: 7dc834a05f (このIDを非表示/違反報告)
あみみ(プロフ) - もう、、ヤバいです！！角名くんにキュンキュンします！！これからも更新頑張ってください！応援してます！！！ (2020年6月16日 8時) (レス) id: a0752004c7 (このIDを非表示/違反報告)
一ノ瀬(プロフ) - あみみさん» コメントありがとうございます(＾＾)こんなノリと勢いで執筆してしまったｎ番煎じネタか分からない作品をそう言ってくれて有難いです。これからも頑張ります〜！！ (2020年6月14日 19時) (レス) id: 7dc834a05f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：27(にな) | 作成日時：2020年6月11日 17時
