学校一のアイドルの脇役の私が好きになったのは

18話 ページ19

沙「そういえばAが休んで2日
私が帰ってくる前から数えると3日…」


友「いやいや、さらに5日前から熱で
休んでるよ…」


(名前が学校を休むのは珍しい
まして熱出るなんて…普段でないなら
一気にきたとか？それにしても8日間
はおかしい)


連絡をしても大丈夫の返事しかかえってこなかった



そして何をこんなに焦ってるかって



もちろん今まであまり休まないAが休んだことは焦ることだが、何よりあと数日後にひかえてる
須藤先輩の卒業式だ、その日にはみんなで集まって先輩にお祝いの言葉を言おうって約束をしていた。

一番張り切ってたのはAだったのに









そして数日がたち、とうとう卒業式が来てしまった。



午前中は自分の学校の卒業式に参加し、先輩を送り出した。


その後先輩とこの学校で会うことになっていたのだ






Aが来ないまま卒業式は終わりみんなが集まる校門に行った







須「あれあいつはどうしたんだ？」



ヒ「遅れてくるのか？」




沙奈「…、Aはもう2週間ぐらい
学校を休んでるの」



須「は？それどういうことだよ」



須藤先輩が話してると





先輩「あれれ？沙奈さんだっけ？
あの子はどうしたの？？w」





先輩はわざとらしく話しかけてきた

知ってるくせに




先輩「でもあれよねー、お世話になった
先輩の卒業式に来ないなんて、常識
ないのねあの子(笑)」




それを聞いてた須藤先輩はもうブチ切れる寸前



口を開いて何かを言おうとした瞬間





「先輩！！」





声のする方を見るとそこには






貴「私は辛さに耐えきれず休んでました
でもこの際なのではっきりいいます」






周りにいた先生方、そして卒業生とその保護者
が立ち止まり見ていた






貴「自分の気に食わないことがあったからって
人の靴の中に画鋲をいれたり、水をかけたり
数々の嫌がらせをしてきた先輩は心がかなり
狭い方なのだと理解しました
でも嫌なものは嫌なのでやめてくださいもう！」






言い終わるとまわりからは冷たい目線が送られていた






保護者「たしかあの子ってあの会社の…」

保護者「娘さんよね、そんなことする子なんて」




先輩は青ざめた顔をしたまま走って帰ってしまった。

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