【男主】天童の兄【HQ】

天童のお兄ちゃん ページ27

「はい！これ！！」







そう言って、俺ら4人の前に差し出されたのは箱のアイスだった









「え、」





「これ、兄ちゃんの帰宅祝いと少しの間だけだけど皆さんの歓迎みたいなもの！こんな物しか用意出来ないけど、、」









申し訳なさそうにアイスを差し出す覚









もう、






もう、









いい子すぎて、、









「…なんか俺、禊が弟君を好きなの、分かった気がする」





「僕もー」




「……俺も」









なんだお前ら



今更気付きやがって









ここで俺ははっとする









「いくらお前らでも覚はやんねえぞ！！！」









覚を庇うようにして立つ









「いやいいよ」




「大丈夫です」




「間に合ってます」









「なに言ってんのさ、兄ちゃん」









覚に笑われてしまった









が、しかし！！






いつなん時、ウチの可愛い可愛い覚が襲われるか分からん！！









護らなければ、、、!!!!!(謎の使命感)









「ああ！それよりアイス！溶けちゃうから早く食べて！」









・









「我が弟に気を使わせてしまうなど、、一生の不覚、、！！！」







「うん、それ多分、口に出ちゃいけないタイプのヤツだ」









ケイが横でアイスを頬張りながらそんなことを言うが、本当に、不覚









「覚君、ご馳走様でした。気を使わせちゃってごめんね ありがとね」






「いえいえ！ベルさんが気にする事じゃないです！」





「覚君はいい子だなあ」









なんか妙に距離が縮まってるし……









…………まあ、覚が楽しそうだからいっか









「いやでも例えベルでも覚はあげないかんね!!!!???」









「だから声に出てるって」

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