弟 ページ18
・
迷宮にぶつかりそうになる寸前で
なにかに掴まれる
ギュルッ
グンッ
「ッッ」
これは、迷宮の入口だ
眩しくて目を閉じる
くそっ、
こうなったらどう足掻こうと出れないのは分かってる
静かに目を開ければ、スタート地点だった
「……」
サラはこれが狙いだったのか
サラには僕の思いがダダ漏れなのだろう
うじうじしているといつも背中を押してくれる
やり方は強引だけど…
……でも、今回は嫌だと思ってたんだけどな…
どこかで、、兄さん達ともう一度 という思いがあるのに、サラが気付いているのなら
「…………兎に角此処から移動しよう」
スタート地点を降りていく
・
「……相変わらず、中だけは綺麗だよね」
自然が豊かで暖かい
よく分からない生き物が沢山いる
迷宮を攻略する気はないし、
僕がなにもしなくても4人がなんとかするだろう
そのへんで遊んでよう
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作者名:工場長 | 作成日時:2018年1月6日 18時