弟 ページ11
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「……さて、終わったことですし行かせてもらいます。まだ仕事が残っているので。」
シャルルカンさんに剣を返し、
書類を返してもらう
「おう、またいつでも来いよー!」
最後に一礼し、
その場をあとにする
今度はヤムライハさんのところに行こう。
・
「ハルハール・インフィガール!!!」
聞きなれない声が聞こえてきた
そして明らかに違うルフの気配
…………マギ
ジュダル以外のマギに会うことは初めてだから緊張する
少し気を張って、いざ
「こんにちは」
ヤムライハさんの隣に、
小さい男の子
だが、
纏っているルフの気配が違う
「あら!コウくん!!いらっしゃい!」
ニコニコするヤムライハさんの隣で、
少し険しい顔をしている男の子、マギ
僕のルフかな
確かに黒いルフっていうのは珍しいからね
驚くのも無理はない、か
それに黒いルフはあまり好かれていないみたいだからね
普段は黒いルフは飛んでいないけど、
僕と同じようにルフの気配を感じ取れるんだろう
ただならぬ気配なのかな?
「アラジンくん、この人がコウくんよ!!」
ヤムライハさんがそう言うとすぐに表情を変えた
「やあ!はじめまして!コウお兄さん!!聞いてた通りすごく綺麗だね!!僕はアラジン!宜しくね!!」
「はじめまして、アラジンさん。そんなふうに言ってもらえて光栄です。どうぞ宜しくお願いします。」
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作者名:工場長 | 作成日時:2018年1月6日 18時