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そんなこんなで、もう魔女の前。
『………ちょっと遅くないですか?…魔法少女としてももこと会うの久しぶりですし、実力見たかったけど…おっけ、脳内にメモっとこ。てか七海さん、アンタほんとにガチャ出現率高め星2()ですよね?』
つらつらとメタ発言()を並べていれば、ももこ&環さんのお出まし。
『あ、ちょっと、七海さん。今魔力撃ったら……「ふぁあっ‼」…………』
やちよ「あら、遅かったのね。」
『いやあ、でもホント強いですね七海さん…こりゃグリーフシード集め大変になりそう…』
一撃で気絶してるもんね。魔女。
さすが“神浜市”の魔法少女って感じ。
ここの魔女強いからねぇ、来たときはまじびっくりした。
でも、あそこ____霧峰村でも、強い魔力は感じた。
苦戦、してるだろうな、静香たち。
やちよ「早すぎる…?あなたたちが遅すぎるのよ。これくらいの力量差、ももこなら想像できたでしょ…?」
『はい!異議なーーし!』
十咎「くっ…てかほんとにAはどっちだよ⁉」
『わかんね』
十咎「……………」
『なんっだよその顔‼‼』
やめろよ、なんでそんな別の生き物見るような目で見るんだよ‼、などと何処かで聞いたことのあるフレーズを並べる。
環さんの顔にも悔しさと、悲しさの色が浮かぶ。
けど、私の推測なら_____
やちよ「だけど特別に、もう一度チャンスをあげるわ。」
やっぱり、そうだ。
七海さんの強さなら、きっと本当に力ずくで追い出せた筈。
きっと、何かあるのだろう。
環さんや私には、受け止められない真実が。
七海さんが提案したのは、環さんが一人で魔女を倒す、と言うもの。
確かに、攻撃あんまり効かないし、私も昔は苦戦を強いられた魔女だ。
じりじりと体力を削られる。
けれど環さんは、迷わず“はい”、と答えた。
『頑張りなさい』
わざと七海さんの真似(第一章3話参照)をすれば、ふたり(ももことやちよ)にぎろ、と睨まれた。
心外‼‼(違う)
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作者名:通りすがりのお月様 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jmjqg/
作成日時:2020年5月28日 15時