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話によると、砂場の魔女の結界で、ピンクさん…もとい、環いろはさんが、先に魔女を倒したら実力を認める。
ハンデとして、環さんとももこはタッグ、青色さん、もとい、七海やちよさんは一人で戦う。
あんれぇ???私はぼっち()???ぼっちなの???????()
やちよ「如月さんはどうするの?」
『アッ、アザッス一生ついていきますヤチヨサマ………』
十咎「…」
『あの、ハイ、軽蔑の目やめてもらっていいっスカ』
ももこがすんごい引いた目で見たきた為、早口で言った。
やっぱり七海さんのことは嫌いなのだろうか。
根本的には嫌いじゃ無さそうだけど。
『いや、でも七海さんの実力見たいだけだから。どんな感じかな、って。……だから見るだけなんだってばももこ!!!!!!!!!』
またもやももこがすごい目で見る。
なにその目、なんか見たことあるんだわ。(鬼○の刃アニメ11話)
………………………客観的にね。
やちよ「そろそろ行きましょう。魔女が逃げそうよ。」
『逃げるの早いですね』
やちよ「さっきは“小物一匹”だったから気が大きくなってたんじゃない?」
いろは「小物…」
悔しそうにむっ、と片頬を膨らませる。
いや意外とあざといな。ぅぐっ、かわいい…!
やちよ「取り敢えず、その分のハンデはつけたつもりよ。ももことふたりで頑張りなさい。」
“強くなった実力とやらを、せいぜい発揮してね。”と七海さんは言った。
なんかこっちもムカついてくるんだけど。なんでだろ。
まあ、それでももこも言い返さないわけがなくて。
十咎「いちいちムカつく言い方だな…こっちはアンタの都合で提案を飲んでるってのにさ。」
『それって七海さんと戦って勝てばいいだけじゃね?』
思わず口を開いた。
いや、だってそうじゃん。
七海さんが提案したのをももこたちが勝手に飲んでるだけでしょ。
そんな私にももこは、どっちの味方だよ、と言う。
……確かにどっちだろ。
…こう言うのをグレーっていうのか。成程。
いろは「あの、ももこさん、気にしないでください。私の実力が足りてなかったのは、本当ですから…それに、この結界の中に、キュウべぇもいるかもしれない…だから、頑張ります、私!」
久兵衛様。
私が前に住んでいた場所ではそう呼ばれていた。
キュゥべぇ、というのは、魔法少女になる契約を提案する妖精みたいなもの。
とか考えてる間に、また置いていかれたそうです、私。
『あああ七海さん!!!七海さん待ってえええ』
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作者名:通りすがりのお月様 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jmjqg/
作成日時:2020年5月28日 15時