ヤンデレの手懐け方【鬼滅の刃】

間。 ページ9

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あれから何故か、顔が真っ赤なしのぶさんに「……今日はもう帰ってください」と言われてしまった。





竈門くん達みたいに、特に何かを意識した訳
でもなかったので、真っ赤な顔のしのぶさんを見て驚いた。





怒らせてしまったのかと思ったが、どうも
違うみたいで。






私が「熱でもあるんじゃないですか？」と
心配して言うと、しのぶさんは「いいからもう帰ってください……」とだけ呟いた。





……体調を崩していたのかな。
心配だから、今度彼女の好物でも持っていて
さしあげようかな。





帰りは一応、具合が悪いのかも、と
アオイちゃんに事の顛末を説明したのだが。









「……そういうとこですよ、あなた」






と言われてしまった。





え、どゆこと？





私が困惑していると、彼女は続けて、
「この人たらし」と言った。




……私が人たらし？
いやいや、そういうのは竈門くんのことを
言うんだよ。




考えても見て？彼は我妻くんとか嘴平くんとか冨岡さんとか煉獄さんとか。
その他美女たちをはべらせてんですぜ。




ナイナイ。
私にはそんな人をたらしてしまうような
能力なんざないって。



ただ今は、皆の頭がちょっとおかしいだけだ。




私が「アオイちゃんも冗談言うんだねぇ」と
笑いながら言えば、彼女はムッとした顔になり
「もういいです、」と言った。




……それにしても、今日は癒された。
何しろ、幼女3人と可愛いアオイちゃんと
話せたのだから。






ただ、しのぶさんが少し気がかりだけど。






元気100倍アソパソマソになった私は、
自分の職場に戻ろうとして、道を歩く。





また明日も頑張れそう、とか思いながら、
一人ランランルーしながら帰っていった。









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