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15.〜カラ松side〜 ページ18

監視用の部屋へ入る為に特殊なセキュリティーをいつものように受け
部屋の中に入った


このセキュリティーは我が弟。チョロ松が開発したもので
俺たち松野家のDNAがどうのこうの。
まあ、目と指をそれぞれ指定の場所に当てがうだけで
鍵が開くという、なんとも不可思議な仕掛け。
最初こそはそんなに優秀な物なのかと疑ったが

何処かしらの組の物がどうやったのかここを嗅ぎつけたらしく
偶然にもその場に立ち会った俺が見たのは驚くべき光景だった

奴が部屋のドアを開けようとドアノブに触れた瞬間
バリバリと、まるで雷が落ちたような音とともに地面に倒れ伏す。

その後、チョロ松にどういうことかと尋ねると

「ああ、それ俺らやA以外が触ると十万ボルトくらいの電気が流れるようにしてるから。」
と、さらりと言われた。

我ながら恐ろしい弟を持ったな。と、冷や汗をかきながらその場を立ち去ったのを覚えている



まぁ、それもこれも。
俺たちやAを敵から守ろうとしてくれているので
なんとなく、心が温まった


ああ、そうだ
話を今に戻そう。

俺はそのまま部屋に入るとモニターに映るmy sisterの部屋の様子を確認した

どうやらAは何処かへ出かけているようだった。

人の気配は何も無く、一応部屋を確認してみた

が、特に変わったことも無くモニターを切り
少しの間の休息を。
と、ベッドで過眠をとることにした。



しばらくして、心地よい眠気と共に瞼が重くなって行った。
そのまま眠りにつこうと目を閉じた瞬間。


バチッと、切った筈のモニターが少し大きめの音を立ててAの部屋を映し出した


それに驚いて飛び起き、モニターを見る。


モニターに映った映像を頭で理解した瞬間。
俺は一体、どんな顔をしたのだろうか




映像は1人の人影を映す




それは身体を雨で濡らし







肩から血を流す妹の姿だった






「なんで…!!」

口からいつの間にか漏れていたその言葉は
怒気を含み自分の鼓膜を揺らした。




俺は急いで携帯を掴むと乱暴に起動させ
通話のボタンを押した

16.〜チョロ松side〜→←14.〜第3者目線〜



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こたつ(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて光栄です!更新はもう少々お待ち頂けると嬉しいです (2016年6月1日 15時) (レス) id: 84292a694d (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - この作品とても心にきておもわずないてしまいました (2016年5月31日 20時) (レス) id: 99a581fe59 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - エリカさん» コメントありがとうございます!テスト期間が終わり次第更新頑張ります!ありがとうございました! (2016年5月20日 1時) (レス) id: 84292a694d (このIDを非表示/違反報告)
エリカ - 更新頑張ってください! (2016年5月19日 23時) (レス) id: 516a27e0b4 (このIDを非表示/違反報告)
こたつ(プロフ) - 黒猫さん» コメントありがとうございます!自分の作品で泣いてくださる方がいるなんて…!恐縮です…。これからもぼちぼち頑張っていきます!ありがとうございました! (2016年3月24日 18時) (レス) id: d698e139af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こたつ | 作成日時:2015年12月24日 0時

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