第2章プロローグ ページ1
??side
何故だ……何故、僕があんな光に負けた!?
ようやく世界を……闇で支配することができたと思ったのに……!
憎い……憎い憎い憎い憎い憎い!!!
僕を倒し、壊し、奴等が……
?1「雷門とレジスタンス軍が、純粋な光の円堂守と松風天馬が、そしてあの青いハリネズミが、憎くてしょうがない!!」
「……い」
?1「ん?……誰だ?こんなときに……」
?2「……く…い……憎い、憎い!あいつらが憎い!」
声の所に近付くと、ハッキリと聞こえてきた。
この声の主も、僕のように誰かを恨んでいる。
?2「レジスタンス、雷門!許さねえ!」
?1「何?」
?2「レジスタンスと雷門の奴等が……!憎い!!」
僕と同じなのか?
?1「誰だ?……あいつらを知っているのか?」
?2「え?……誰だよテメェ」
偉そうで口が悪いな。まあ、あいつらにやられたのは同じだろう。
?1「僕も、雷門とレジスタンスにやられた、敗北者さ」
?2「アア?嘘つくな!俺は世界を幻影で支配したかった!だが、あいつらのブースト技で貫かれてやられたんだ。お前みたいな奴を知らないよ!お前は見てないだろ?知らないだろ?」
?1「ああ、お前が何者なのか僕は知らないさ。どうやられたかもな。だが事実だ!僕はな、忌々しい光が籠ったサッカーボールに負けたんだ!お前だって知らないだろ!?」
文句言って、誰かもわからない赤い男を見たら、驚いた顔をしてた……なんで驚く?
?2「黒いの……お前、俺と一緒みたいだな。お前、名は?」
?1「ん?……僕に名はない。お前こそ名は?」
?2「俺にもない!……でも、俺とお前が同じこと考えてることはわかるな(  ̄▽ ̄)」
?1「そうか……僕もそんな気がした。僕らは似ていないようで、気が合うみたいだな」
?2「そのようだな」
ガシッ!
?1・?2「俺達を滅ぼし野望を止めやがったレジスタンスと雷門に、復讐しよう!!」
NOside
黒と赤の青年2人のやり取りを、光る球体で見ていた2人がいた。
?3「な、なんてこと……!」
?4「この水晶と残りの2つのストーンは、これを予知したのか……」
女性は顔を真っ青にし、男性は悔しそうな顔をした。
モルダ「彼らの所へ行こう、イリア」
イリア「そうねモルダ。それから、万が一のために対策を練らないと」
再び来る世界の危機の、始まりのサイレンが鳴ってしまった。
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作者名:Yukyo | 作成日時:2018年7月20日 17時