第一話 ページ2
今日は、雪見Aが、初めて転校先にいく日だ。
だが、正直な所どうでもいい。
私には池袋という、居場所が既にあるのだから________。と雪見Aは考えている。
そんなことを思いながら、ため息を付く。
今は、転校先の帝光中学校に向かうべく歩いている。
気分は、最悪。憂鬱である。
とぼとぼと歩いているとドンッと鈍い音がする。
その音を聞き、自分の目の前が真っ暗になってからやっと目の前にいる紫色の髪を持つ巨体にぶつかったのだと認識する。
何故、紫と断定できたかと言うと、本を読みながら歩いているAの前の方でカラフルな集団(後にコレがキセキの世代と知る)は目立っており、Aの目を引いたというわけだ。
A「すみませんでした。」
そう、一言だけ言うと、立ち去った。
その少女が帝光の制服を着ているというのに気付くのは時間は掛からなかった。
歩くこと十分。
校門の前に立つ。
すぅー、はぁー。と深呼吸と何度かし、落ち着くと無表情で冷静に職員室に向かっていく。
コンコンとノックの音が室内に響く。
A「失礼します。本日転校してきた、雪見Aと申します。私の担任の先生はいらっしゃいますか?」
?「ああ、貴方が!私は、貴方のクラス2年B組の担任、桜田律(さくらだりつ)です。教室に案内するわ。」
スッとした体型で、少し染めているのか茶髪っぽく、その髪の毛はカールしていた。白を基調とした服を着ている。
パッと見た感じ、優しそうだが。
無言のまま、桜田先生と歩いていると2-Bについた。
『少し待っててね、私が呼んだら入ってきて下さいね。』と言われ、教室の前に待機している。
桜田「入ってきていいわよ。」
A「失礼します。」
私が入ってくると、ザワザワし始める。
黒板に自分の名前を書き、自己紹介をする。
A「雪見Aです。よろしくお願いします。」
細かい事は言わなかった。
家にこられても困るだけだし、好きなものが一緒だからと言って仲良くするわけでもないのだから。
と思いながら、教室の端から端までを見渡すと登校中に見掛けた、カラフル集団がいた。
桜田先生は席を考えているらしい。
席の表を見ながら、『うーん』と唸っている。
A「先生、あたし、あの席が良いです。」
そういい、指した方向はカラフル集団の間逆の窓際の一番後ろの席。
先生は、じゃあそこに座ってちょうだい。と言った。
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カ子 - パスワード知りたーい (2019年1月17日 14時) (レス) id: 51fc793944 (このIDを非表示/違反報告)
ルチア - 面白いです。続編も読みたいのでパスワード教えてください。お願いします (2016年12月6日 19時) (レス) id: 4310b717a4 (このIDを非表示/違反報告)
総実@最近腐ってきました;(プロフ) - 飴さん» レス遅れてすみません!!ありがとうございます!!続編、是非見てやってください!! (2014年8月6日 23時) (レス) id: dcb2d4a228 (このIDを非表示/違反報告)
飴 - 続編楽しみです!!! (2014年7月25日 9時) (レス) id: 60f2ef68e1 (このIDを非表示/違反報告)
総実@最近腐ってきました;(プロフ) - 宮路真さん» シズちゃん好きですか。喜んでもらえて良かったです。口調とか間違ってたら教えてください。シズちゃんにはもう少し活躍してもらうのでお楽しみに! (2014年7月9日 17時) (レス) id: dcb2d4a228 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:総実 | 作者ホームページ:ありません(´・ω・`)ショボーン
作成日時:2014年4月10日 0時