アイドルアーヤが知っている 〜episode4〜

荒巻さんからの『嬉しい重大発表』 ページ14

〜〜話を戻してただ今事務所に向かい途中〜〜
『シェアハウスにて』の話から1週間後の月曜日の午後
レンサイド

みんなが僕の仕事現場の見学に来てから1週間。その間、僕は休む暇無くいろんな仕事をこなした。
そして、やっとの休む時間。..ここのところ、『ライジング』の活動を含め、忙しかったから、なかなか休みの日が無かった。
今、仕事が終わり、スタッフの皆さんに挨拶してから直接事務所に向かうところだった。
それは、先週実沙さんに「荒巻さんから『嬉しい重大発表』があるって言ってた」と言われ、たからだ。
車に乗ってふと思った。
そういえば、最近『レン』でいることも増えた。というよりは『彩』ということが全くといっていいほど無くなった。私生活でも『レン』の姿でいることがほとんどだし、私服もきずけば、女物がほとんど無く、男物ばかりになった。自分のことも昔は『私』と言っていたのに、今では、『僕』というようになった。『ライジング』になってから自分がだいぶ変わっているということを改めて今思った。
そうこう考えてるうちに、事務所に着いた。そこには、私以外の『ライジング』のメンバー全員がすでに来ていた。

こ「レン、お疲れ様。仕事場から直接来たんだろ？相変わらず忙しそうだな...」

翔「おつ〜、レン!荒巻さんの『嬉しい重大発表』って何だろな。『ライジング』にとっていい事なきがするんだ。ただ、荒巻さんって、いきなり大それたことをするから、どんなことか想像できないんだ...なんかいろいろと怖いな。」

荒「オ〜イ、みんな〜！久しぶりだね。レン君は相変わらず忙しそうだね〜！ところで竹内さんに聞いたと思うけど、僕から『嬉しい重大発表』があるよ〜！」

光「何するんですか？」

荒「ふっふっふっふっふ〜。実は、半年後に『ライジング』のワールドツアーが決定したよ！しかも2週間かけて10カ国で10公演〜！」

えっ

全「え〜〜〜〜〜〜〜！？」

荒「ほんとは1ヶ月後にやりたかったんだけど、レン君の仕事のスケジュールがつめつめで、予定がとれなかったんだ...」

上「いやいや、1ヶ月後だったとしたら早すぎでしょ！」

荒「じゃっ、僕はまたレン君にの出演依頼を整理しなくちゃいけないから...ライブのことは、レン君中心に考えといてね〜後々お知らせするからよろしく〜！竹内さん整理手伝って〜。」

実「はいっ。今行きます。」

行ってしまった。

!？!？これからどうすんの!？!？

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