検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:33,253 hit

36 ページ36

カーテンの隙間から差し込む日差しで目が覚めた。
身体が重くて頭が痛い。
待って…今何時だろう…



「11時?!」



私は勢いよく飛び起きた。
その瞬間ズキッと頭が痛み身体中が痺れる。
待って今の状況が分からない。
今日って何日で仕事はどうなるんだっけ。



「………まあ、最悪午後からで────」



まくりあげた布団を静かに戻した。
やばい、完全に思考停止。
本当に本当に今の状況が分からない。

よし、覚えている限りで整理をしよう。
私は昨日真選組の皆さんと歓迎会で呑んでて。
そう、呑んでたの。
すっごい久しぶりに。
総悟くんから勧められたお酒が美味しかった。
それも覚えている。

でもその先は?
私どうやって帰ってきたの?
そもそも……
なんで下着姿なの?!



「坂田さん!!坂田さん!!起きてください!!」



私のベッドには何故か坂田さんがいた。
意味わからなくない?!
それに坂田さんがパンイチなのももう訳が分からない。
頭の中に最悪なパターンが思い浮かぶ。
いくら酔ってたとはいえ私ついにやらかした。



「……んあ…?んー、まだ寝れんだろ…」



「これどういうことですか?!私たち昨日なにがあったんですか?!」



私は坂田さんを無理やり起こした。
坂田さんはあくびをしながらお腹をボリボリと掻く。
こんな展開知らないってば。
どうしよう…本当にどうしよう…



「おー、Aはよ……あれ、二日酔いは?」



「二日酔いどころじゃないです!なんで坂田さんがここに」



「えっ?覚えてないの…?」



坂田さんの表情が強ばった。
心臓が激しく脈打って吐きそうになる。
覚えてない。
でもそう言ってしまったら何かが崩れ落ちそうだった。



「覚えてないというか……えっと……」



「まあまあ気にすんなって。やっちゃったことはしょうがねえし悪気ねぇのも承知してらァ」



「………え、ヤっちゃった?」



「普段見れねえお前の姿見たし俺的には満足だけどな」




パリーンと、私の中にあるモラルが粉砕した。

37→←35



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (71 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
176人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 真選組 , 万事屋
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- とても良かったです!ゆっくりでもいいので更新待ってます! (2022年12月17日 17時) (レス) @page37 id: 0db889cc25 (このIDを非表示/違反報告)
のん@天使から墮天使(プロフ) - 瑠々亜さん» 返信、ありがとうございます!とういうことでしたか…なるほど。頑張ってください!応援してます! (2019年9月2日 20時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - のん@天使から墮天使さん» コメントありがとうございます。ちゃん呼びはただの愛称なので深い意味はないです(><)更新頑張ります! (2019年9月2日 14時) (レス) id: d64c66c7f1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - 亜水さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けてとても嬉しいです(><)更新頑張ります! (2019年9月2日 14時) (レス) id: d64c66c7f1 (このIDを非表示/違反報告)
のん@天使から墮天使(プロフ) - 最初自意識過剰かなと思ってしまったけど…読んでみて良い話!夢主はなんで恋人のことを[〜ちゃん]と呼んでたのか知りたい…。夢主、辛いだろうなぁ…僕は恋人なんぞ居ないから分からんが…別れてしまえ((酷い 銀さんとくっ付けぇぇぇ(( 更新頑張ってください! (2019年8月25日 22時) (レス) id: 8589870327 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:瑠々亜 | 作成日時:2019年8月17日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。