七十七 ページ2
動線を引きちぎれば船を沈める必要も無かっただろう。
だがAは敵の正体の存在をバレないようにするため、2つの組織に混乱を招かせた。
敵なのか味方なのか...それすら分からなくし、ある程度の情報を漏らすことで、Aの存在を気づかせた。
15年前から姿を晦ましたA。
有り得ることで有り得ない話。
だからこそAはそれを利用し、自分1人を両者の標的にすり替えたのだ。
銀「.........引き渡した連中は何か吐いたのか?」
桂「大河内の拷問、あるいは調教...行った全てのことを吐かせた」
Aの手当をする際に見た身体。
そこにはおびただしい傷跡が残っていた。
こんな細ェ身体に......
銀「話してくれ」
俺は真っ直ぐヅラを見た。
ヅラは瞳を閉じる。
そして再び開いた時、少し小さな声で言った。
桂「良いのか?」
俺は頷く。
銀「コイツの苦しみは俺が聞かねぇでどーする」
誰よりも苦しんだよな、A...
ここまで全て一人で計算したんだろ?
仲間を全員護る為だけに。
────────人に裏切られてもなお...それをやめなかったんだな。
銀「...............俺はもう......後悔したくねぇ」
愛しい女を......失いたくねぇ。
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アニオタ - シリーズ全部読みました。だんだん読んでいくうちに死ネタになっちゃうのかな?と思ったけど、ハッピーエンドでよかったです。 (2018年3月28日 17時) (レス) id: 47e23c8f52 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜 - このお話のシリーズ全部見ました!号泣しましたよ!!!全ての作品!!銀さん!!マジ惚れるわ!! (2017年4月3日 22時) (レス) id: 0f811305e6 (このIDを非表示/違反報告)
愛華 - 素敵な物語でした!泣けました! (2017年3月3日 20時) (レス) id: baef787b6f (このIDを非表示/違反報告)
瑠々亜(プロフ) - 架鈴さん» 温かいお言葉ありがとうございます(´;ω;`)完結することが出来て良かったです。次作の神威ルートは今のところ順調なので頑張ります^^ (2016年3月25日 14時) (レス) id: 70d378d6ee (このIDを非表示/違反報告)
架鈴 - な、泣けた・・・!素敵なお話でしたね!!次回作も読みます! (2016年3月24日 14時) (レス) id: 265e5c2a64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠々亜 | 作成日時:2016年3月18日 18時