神威「俺の女？………宇宙一強い女だよ^^そしてこの世で一番美しいんだ」

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川に沿って歩く



また雨降りそうだな…


傘、置いてきちゃった…




？「もう暗くなるよー」



貴「なんでついてくるの！」



？「俺の家こっちだし^^」



私は振り返った



貴「じゃあ先に行ってよ」




何故か沈黙が続いた



彼は笑ったままで顔色一つ変えない


しびれを切らした私は少年の横を通り過ぎようとした────が




？「ねぇ」



腕を掴まれ止められる




？「なんで強がってんの……A」




私は耳を疑った



少年の顔を見ると先ほどとは違う、真剣な顔をしていた




？「君のことを知らない人なんてこの街にはいないと思うよ。あ、でも世間知らずの妹は知らないか」






私のことを知っている



それは全部父のせいだ



貴「…………もう…やなの」



？「なにが？」



貴「……………………自分の無力さが」





ポツリと、頬に雫が垂れた


空を見上げると雨が降り始めていた




その雨はまるで



私の心に降りかざしているみたいだ




もういやだ………






貴「……………強くなりたい」





私の頬に垂れた雫が少し暖かかったのは雨なのか


それとも私の涙なのか




もう何もわからない

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