神威「俺の女？………宇宙一強い女だよ^^そしてこの世で一番美しいんだ」

過去 ページ17

殺し屋




それは私がこの世に生まれた時から決まっていた職務だった。




夜兎は宇宙一の戦闘民族



私は母によって殺し屋へと育てられてきた。





殺し屋と言ってもそこらの殺し屋とは訳が違う


決して標的に依頼者を悟られないよう綿密に計画を立てる



それがバレてしまったら私は殺される




そして確実に殺さなければいけない



私が初めて殺したのは父だった



私が殺し屋として育てられたのは、母が父に対する因縁、ただそれだけだった



父は借金を多く作った。



夜兎の力をいい事にあちこちで悪事を働かせていた。



何度、私達母子の命が狙われただろう


家にも帰ってこない


帰ってきたかと思えば母に暴力をふり、金を巻き上げた



母は言った

『A…お前に負担をかけて本当にごめんね。けど…あの人を殺して…お母さんはもう、そんな力残っちゃいないんだよ』




父に対する不満や疲労が積み重なり、母は病気にかかっていた


殺しの作法は身についていだが、人を殺したことなど1度もない





泣すがる母に私はこの時、頷くことが出来なかった

過去→←冷静

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す