10 ページ10
・
夜になり、辺りが暗くなってきた頃石燕、与謝野、乱歩、賢治、国木田は、太宰が指定した十五番街の倉庫に来ていた。
「国木田。終わったみたいだよ。」
乱歩が、国木田にそう告げれる。国木田は、礼をいい、倉庫の中に行く。
それに続いて、残りの者も動き出す。
中では、国木田が太宰に怒っているようだった。
「＿おかげで、非番の奴らまで駆り出す始末だ。
皆に酒でも奢れ。」
その言葉を合図に倉庫の中に入る。
「なンだ。怪我人はなしかい？つまんないねぇ。」
与謝野晶子_____
能力名『君死給勿』
「はっはっは
中々できるようになったじゃないか。太宰。
まぁ、僕には及ばないけどね！」
江戸川乱歩_____
能力名『超推理』
「でも、そのヒトどうするんです？自覚はなかったわけでしょ？」
宮沢賢治____
能力名『雨ニモマケズ』
「そうですね。無自覚なら色々面倒で、大変ですよ。」
鳥山石燕_____
能力名『百鬼夜行』
「どうする太宰？
一応、区の災害指定猛獣だぞ。」
国木田独歩_____
能力名『独歩吟客』
「うふふ。
実はもう決めてある。」
太宰治_____
能力名『人間失格』
太宰が思い出すのは、自分のことを卑下する敦。
_____【孤児を救え】
今はなき友人との約束だ。
「うちの社員にする。」
次の瞬間、国木田の絶叫が響いた。
これが事の始まり_____＿
怪奇ひしめくこの街で変人揃いの探偵社でこれより始まる怪奇談。
これが先触れ前兆し_____
中島敦_______能力名『月下獣』
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：楓 | 作成日時：2021年2月28日 20時
