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探偵社が敦に懸賞金をかけた組織��組合��の話をしていた時外から、直昇飛行機の音が聞こえてくる。
「た、大変です！」
谷崎が慌てて、探偵社に入ってくる。探偵社員みんなで外を見れば、探偵社前の道路に直昇飛行機が着陸していた。
「先手を取られたね。」
苦笑いをする太宰。窓からは余裕な笑みを浮かべる組合の長らしき人物。
「…ナオミちゃん、急いでお茶の準備を。
賢治君、下までお迎えに行って来てください。」
「「はい！／はーい！」」
石燕が指示を出せば動き出す二人。
「調査員は、警戒を怠るな。他の者は普段通りで構わん」
「「はい！」」
国木田の指示に従う探偵社員。
「ようこそ。組合の皆様。…社長は此方です。」
「ふむ。助かるよ。して、君の名は？」
石燕が入ってきた組合の人を案内するとそう言う、組合の長、フィッツジェラルド。
なんて最悪な君の名はなんだろう。と思う探偵社員一同。
「まず、自分の名を申すのが礼儀では？」
「(((石燕さん強いな！)))」
にっこりと笑いながら言う石燕。そんな石燕をすごいと思う事務員の方。
「ハハッ。面白いな君は！
そうだな、礼儀がなってたかったよ。私の名はフィッツジェラルドだ。
覚えておくと良い。それで、君の名はなんだ？」
「ジェラルド様ですね。
私の名は、鳥山石燕です。以後お見知り置きを。」
「！ほう…君がか…」
ボソリ、と言うフィッツジェラルドが気になった石燕。
「何か？」
「いいや。何も」
ハハッ。と、笑うフィッツジェラルド。そんな彼に興味が失せたのか、どうでも良さそうにする石燕。
「…社長。お客様です。」
「…入れろ。」
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作者名：楓 | 作成日時：2021年2月28日 20時
