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話が終わったのか出てくる組合のメンバー。
やっとか。そう思っていれば、石燕の方に歩いてくる組合の人達。
「君は鳥山石燕。と、言っていたな。」
「はい。そうですが、何用ですか？」
いつもより棘のある言い方をする石燕に太宰と乱歩以外驚きが隠せない。
「君の祖父は、夢枕獏であっているかね？」
「「ゆっ夢枕獏⁉」」
「…何故それを？」
��夢枕獏��この世界では知らない者はいなかった。現に探偵社内もあの夢枕獏か？！と騒いでいる。
「夢枕獏もとい、��世界平和の象徴��と呼ばれた伝説の軍人だ。
それが、君の祖父だろう。」
「…そうですが？」
フィッツジェラルドの言葉に何を言いたいんだ、と眉を歪める石燕。
「いや〜。彼は惜しい人材だったよ。昔、組合に入らないか誘ったんだが、断られたね。
だが、断らなければ彼は殉職しなかっただろうに…。実に愚かだ。」
「…何が言いたいんです？」
フィッツジェラルドの言葉に腹が立っているのか、殺気が凄い石燕。
そんな石燕を面白そうに見るフィッツジェラルド。
「そうだ！君も組合に入らないか？」
「結構です。」
いい話だろう！と、言うフィッツジェラルド。そんな彼を笑顔で一蹴する石燕。
「…一族揃って愚かだ。しかし、理由を聞いても？MS.鳥山？
__________いや、『花魁 清姫』？」
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作者名：楓 | 作成日時：2021年2月28日 20時
