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くどくどと、太宰を怒っている国木田を気にしながらも自己紹介をする谷崎。




「ええと、
改めて自己紹介すると…
僕は谷崎。探偵社で手代みたいな事をやってます。」



「そンでこっちが_____」



「妹のナオミですわ」






いてっと、言葉をもらす谷崎。そんな事を気にせず続けるナオミ。






「兄様のコトなら……
何でも知ってますの。」




ジっ…と、谷崎を見つめるナオミ。その様子を見て怪しく思った敦。




「き__兄妹ですか?本当に?」





「あら、お疑い?
勿論どこまでも血の繋がった実の兄妹でしてよ…?

このアタリの躰つきなんてホントにそッくりで…


_ねぇ、兄様?」






兄妹にしては、距離が近い。また、ナオミのボディタッチも激しい。所謂、恋人の"イチャイチャ"に見えてくる敦。




「いや、でも…」ポン




敦が発言しようとすると、宥めるように肩に手を置く国木田。国木田の隣にいる石燕は、太宰と話していて、此方を一切見ようとしなかった。





「あぁ。私も一応自己紹介させて頂きますね。

鳥山石燕です。歳は二十です。
そうですね。好きな食べ物は、辛いカレーです。」




谷崎兄妹の行為から、救いのようなことを言う石燕。助かったと、思う敦達。









「そういえば、皆さんは探偵社に入る前は何を?」




そう敦が問えば、辺りはシンっ…となった。







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作者名: | 作成日時:2021年2月28日 20時

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