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そうしてこっそりと灰崎とホテルを抜け出した
コンビニか〜、何処にあるんだろ
灰「…良かったのかよ」
貴「別に良くねぇ?なんか問題ある?」
灰「虹村さんに見つかったら怒られるぞ」
貴「大丈夫だって。それに見つかる前に帰れば問題ねぇよ」
灰「出た不良」
貴「お前もな」
灰「はいはい…ああ、着いたな。アンタなんか食うの?」
貴「奢ってくれんの?」
灰「……ああ」
貴「わーい!じゃあアイス!」
灰「ガキか」
貴「ガキだ」
灰「は〜…あ、聞きたかったんだけどさー」
貴「なに」
灰「アンタやんちゃしてたんだろ?煙草とか酒とかやんなかったのかよ」
貴「やってねーよ…やるわけねーだろ」
灰「ふーん」
貴「あ、ねえねえこれ食べたい」
灰「へーへー」
貴「灰崎は彼女出来たらどうしてる?」
灰「…いや、は?唐突すぎだろ」
貴「気になって。灰崎ってモテるし遊ぶからさ〜、本命出来たらどうしてんのかなって」
灰「知らね。本命いねーし、女が勝手に寄ってくんだよ。だから満足してる」
貴「うわ〜〜」
灰「でもアンタに本気になれって言うならなってやっても良いぜ?二回押し倒してるし?」
貴「ええ…遊び人はちょっと……お前は後輩でいい…」
灰「つまんねーの。…まあ、アンタに手出したらヤバそうだしやめとくけど」
貴「ヤバそうって…失礼な」
灰「いや、アンタじゃなくて……」
貴「ん?」
灰「…あんなに近くにいんのに何で気付かねーんだよ……」
貴「は?」
灰「何でもねーよ。会計終わったし帰ろうぜ」
貴「おう」
2人でコンビニを出て、曲がり角を曲がる
ドン、と誰かにぶつかった
見覚えのある服
毎日見てる、顔
虹「おい。外出禁止って聞いてなかったのか?」
貴「ひえっ…シュウ…」
灰「逃げるが勝ち‼」
虹「逃すか」
灰「ぐっっ」
灰崎はボコられ、俺と一緒にシュウに引きずられる
俺は灰崎からアイスを受け取り、引きずられながら食べる
貴「このアイス美味しいよ灰崎」
灰「あっそー……」
貴「でもそろそろ首苦しいな…」
灰「そーだな…」
虹「ったく、灰崎はともかくAまで何やってんだよ!」
貴「お前いなくて暇だったしバレなければ良いかなって」
虹「バレるっつーの、バカか」
貴「でもアイス美味いよ」
虹「関係ねーだろ」
貴「でもよー、何でダメなんだ?」
虹「事件とかに巻き込まれたらシャレなんねーから」
貴「ふーん」
虹「倒せるって思ったろ」
貴「思ってねーし…」
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猛禽類 - とても面白い作品です!頑張ってくださいね! (2020年10月12日 16時) (レス) id: dcfbcdf279 (このIDを非表示/違反報告)
ねお - 一人称は『私』で統一して欲しいです。凄く読みずらい。 (2019年5月18日 22時) (レス) id: 8f6dc334bb (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 主人公が一人称『俺』になったり『私』になったりはなにか意図が…?とか思いますがおもしろいです!応援してます! (2018年2月25日 1時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2017年10月9日 20時