【黒バス】私とアイツは幼馴染

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やっと起き上がれるようになって、のそのそと着替えた

それから2人で遅刻だからとゆっくり歩きながら学校に行った

ちょっと注意されたけど貧血だから許してよ…先生…

まあ気にしないから良いけど


虹「A、具合は大丈夫か？」

貴「平気」

虹「そうか」

「朝からお熱いなぁ、虹村〜！」

「お前ら実はもう付き合ってんだろ〜？隠さなくて良いって！」

虹「そんなんじゃねーから！ただの幼馴染！」

貴「そうだよ。シュウってばモテるんだからもう彼女くらいいるでしょ？」

虹「は⁈いねーから！」

貴「えぇ〜？」

「つーかほんとに仲良いよな。結城は転部したんだろ？」

貴「今は男バスでマネしてまーす」

「ますます怪しい」

虹「何もねーよ」

貴「ねー」


本当に何もない

なさすぎるくらい、ない

幼馴染だぞ、なんかあるだろ

あってくれよ…

それにしても今日は1日の流れが早いな

遅刻して来たからか？

もうあっという間に部活…

早い…


赤「あ、結城さん。貧血は大丈夫ですか？」

貴「え？ああ、うん。大丈夫…何で知ってんの」

赤「先ほど虹村さんから聞きました。心配してましたよ」

貴「アイツ心配性だからな〜」

青「それ結城さん限定じゃね」

貴「やだ〜、私限定の優しさなんてそんなぁ！」

紫「あながち間違いじゃないよね」

緑「貧血でダウンしてたと聞いたのにテンションが高いのだよ」

貴「まあ貧血なんてその場だけだからね」

虹「A！」

貴「なんだいマイスイートハニー」

虹「うわキモ…」

貴「あー傷付いた、幼馴染やめる。赤司と幼馴染になる」

赤「無茶言わないでください」

虹「何でそんなにテンション高いんだよ」

青「虹村さんが結城さん限定で優しいんじゃねって話してたんすよ」

虹「あぁ？」

紫「仲良しだもんね」

虹「それだけかよ」

緑「認めたのだよ」

貴「そんで用は何だ？」

虹「灰崎の迎え行ってこい。シメてくれて構わない」

貴「ダーリンって呼んでくれたら行ってあげる」

虹「いや何でお前がダーリンなんだよ」

貴「気分」

虹「はいはい。ダーリンは灰崎の迎えに行ってください」

貴「は〜、適当かよ」

虹「良いからさっさと行け！」

貴「行って来まーす……あー！いた！おいこら灰崎ィ‼」

緑「今回は早いのだよ」

紫「バカだよねー、さっさと来ればいいのに」

虹「おいA！そのままシメて連れてこい！殴る！」

青「物騒だな〜」

赤「血の気が多いね…」

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