【黒バス】私とアイツは幼馴染

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虹「………い、……きろ」

貴「…ん……」

虹「A」

貴「…しゅぅ……？」

虹「起きたか？」

貴「………ごめん、ねてた…」

虹「今更か。別に良いよ」

貴「…うん……」

虹「お前風呂入んの？飯もそのままにしてたんだけど」

貴「入る…」

虹「じゃあ沸かしていいか？」

貴「いーよ…」

虹「わかった」


……まだ頭がボーッとする

寝た記憶がない

飯食いながら寝たのか…

子供かよ…

シュウは…風呂沸かしに行ったのか

飯食いかけだ

…明日食うか

ラップしとこ

覚醒しない頭を叩き起こして台所に行く

チャーハンをラップを巻いて、冷蔵庫に入れた

食器が全部洗ってある


虹「スイッチ入れてきた」

貴「ああ。食器まで洗ってくれたんだろ？ありがとな」

虹「おう」

貴「最早家だもんな〜」

虹「ガキの頃からずっと来てるからな」

貴「今日は泊まってくんだろ？」

虹「覚えてたのか」

貴「ぼんやりね」

虹「まあいいけど」

貴「俺の部屋に布団敷いとくから」

虹「ああ」

貴「シュウは好きな人いないの？」

虹「は⁈」

貴「恋話だよ恋話。年頃だから」

虹「理由適当かよ…」

貴「で？」

虹「……………いることにはいる」

貴「マジで⁈誰⁈同じクラス⁈」

虹「これ以上は言わねぇ」

貴「はぁ⁈」

虹「プライバシーの侵害です」

貴「……言えよ…私たちの仲だろ…」

虹「じゃあお前は？」

貴「私？」

虹「俺だけ言うの不公平だろ」

貴「いねーよ」

虹「……つまんねー。嘘だろ。誰だ？野球部の奴？それともサッカー部？」

貴「いねーって！ほんと！つーか何でそこ2つ限定なの」

虹「モテる奴多いじゃん」

貴「あー、まあな。確かにかっこいいかもな」

虹「…やっぱかっこいいとか思うのか」

貴「客観的に見たらかっこいいかもしれないけど私はタイプじゃない」

虹「へえ……じゃあお前のタイプでいい」

貴「タイプゥ？」

虹「よくあるだろ、ほら…」

貴「えー…んっとねー、とりあえず…身長高めが良いな。……あと、怒鳴らない人。それから浮気しない人」

虹「………そうか」

貴「私はタイプとかよく分かんねーけど、自分が好きになった人ならタイプだよなぁ」

虹「あー、まあそうだな」

貴「初恋まだなんで何も言えないっすけどぉ」

虹「…あれ？お前、幼稚園の時、先生好きだったじゃん。あれは？」

貴「あ、あれはノーカンだろ」

虹「そうなのか？」

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