タイムスリップ少女 [弐]【刀剣乱舞】

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暫くして、泣き止んだ。


多分今、凄い目が腫れているだろう。





ていうか私、人前で泣いて……





あああああ！！！恥ずかしい！凄い恥ずかしい！


泣きながら、私なんて言った！？「絶対に元の時代に帰ります」！？




え！？泣きながら！？



うわ頼りない！絶対「おいおい頼りねえな」とか思われたよね！？



思われていなくても心の何処かで思ってるよ、長谷部さんとか絶対！(失礼)



ああ、今すぐ遠い国の山に登って穴掘って一生閉じ籠っていたい……






「ああ、もう泣き止んだのですね。さあ、話を再開させましょう」




「うあ、すみません……」




ホントは先に顔を洗いたかったけど……


流石にそんなこと言えないので私のその願望は消え去った。









「ええと、歴史遡行軍が貴女を削除対象としていることはわかりましたね？貴女は歴史遡行軍に狙われているということです」




「はい……」





よく考えてみたらこっちの方が怖くないか？



削除対象て。殺害対象の間違いではないのだろうかと思った。




「貴女が歴史遡行軍に狙われている限り、恐らく歴史遡行軍はいずれまた貴女に襲いかかるでしょう。簡単に手を引くような奴らではないですから」





待ってそれってまた殺されかけるということ？それとも今度は本当に死んじゃうの？




やだよ。帰らなきゃいけないのだから。




「となると、もし襲撃に会った時、ここにいると霊力のない貴女には非常に危険です」




「え、待ってください。すぐに向こうに戻れないのですか？」




さっき本丸は私が元の時代に戻れる唯一の場所って言ってたよね？





「ああ、まずその事を説明しなければですね」

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