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▼アイツの事。 ページ3

ayato side



俺はその時、タタラさんの命令によって


ある人間の家に向かっていた




話を聴くに、その人間がアオギリにとって重要な手掛かりを持っているとか。




たが、そんな大きな建物という訳でもないため



俺、タタラさん、そしてそこそこ強い喰種数人という少数でいくらしい















屋敷の中には、屋敷の主人の子飼いと思われる喰種が何体も何体もいた






だが対して強くもなく、赫子を出すまでもなかった




途中の部屋で見つけた屋敷の主人はタタラさんが連れていった






あーぁ、これからタタラさんのひでぇ拷、問に合うんだろーな、と半ば他人事の様な気持ちで俺はソイツを横目で流した









それはあらかた屋敷内を制圧した時だった






…?壁が…おか、しい?


屋敷のかなり最下層に近い所に不自然に壁の色が違う所があるのを見つけた



見たところ唯の壁な気がすんだけどな。




俺はやけにタイミングよく襲いかかってきた人間を赫子で殺、しながらどうするか思考を巡らせた






この先に何か重要な手掛かりがないとはいいきれないな



俺はそのまま赫子で壁に向かって攻撃をし


ガシャァァァン






耳障りな音をたて壁がやぶれた



どうやら、奥には鉄製の扉が隠れていたらしい





暗くて酷く見にくい




が、その真っ暗な中赤色に輝く双眼







「お前…、喰種か」





何も返答はない


俺がどうしようかと視線をさまよわせていると



相手の視線が俺がさっき倒し、手に持っていた肉にある事に気がついた。




クズ肉なのに…と思いつつもビュンとなげる




ソイツはガツガツと喰い始めた



酷く美味しそうに食べるもんだから



俺はつい言ってしまった



「お前変わってんな、こんなクズ肉で喜ぶなんて」





その時だった




ソイツの背中から赫子がでた







蛇のようにしなやかな鱗赫




そして俺と同じ羽赫




「へぇ、でも良い赫子してんじゃねーか」



俺はつい見惚れてしまった








だがソイツはキョトンとした顔でこっちを見る




対して難しい事は言ってないつもりだが…?




…まさか



赫子の意味を理解していない?


「はぁ!?そんなんもわかんねーとか…馬鹿か」


「でも、気に入った。この辛気臭ぇ部屋から出してやるよ。」



未だにキョトンとするソイツを抱き上げ部屋から出る




ま、タタラさん次第だけどな




妙に軽いソイツを抱きながら俺はタタラさんをさがした。

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設定タグ:東京喰種 , アオギリの樹 , 莉亜   
作品ジャンル:恋愛
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ラバー(また来た) - ネットでLINEIDを公開してはいけませんよ。 (2015年3月1日 0時) (レス) id: c79d0ac95a (このIDを非表示/違反報告)
モネ - おもしろいので続き期待 (2015年2月4日 19時) (レス) id: e062d6825c (このIDを非表示/違反報告)
モネ - アヤトくんは黒髪じゃないですョー (2015年2月4日 19時) (レス) id: e062d6825c (このIDを非表示/違反報告)
紅璃 - 面白かったです!(^O^)/アニメの方しか見てませんがヨロシクです。アオギリとウタさんがだいすきです。 (2015年1月23日 21時) (レス) id: a4abb0f813 (このIDを非表示/違反報告)
カクトFree(#・ω・)人(・ω・#)イエーイ(プロフ) - 更新がんばです・ω・タタラ様マジイケメン (2014年8月22日 19時) (レス) id: bb15647522 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:莉亜 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/wokita/  
作成日時:2014年8月1日 8時

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