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ポルポの遺産を狙え! ページ7

ザザァー、と波の音が心地いい

ブチャラティに言われるがまま着いていくと、そのままレンタルヨットを借りることになり

現在地_海の上


チキシャンチキシャンチキチキチキシャン


これはさっきからナランチャが聞いている音楽の音

音量がデカイのか、はたまたラジカセの機能が悪いのか、取り敢えず凄まじい音漏れ


「ちょっと、ミスタ。アンタあれどうにかしてよ」
「はァ?なんでオレェ?」


甲板に座って車の雑誌を読むミスタに上からお願いする

私から言うのはちょっと気が引けるし、ミスタだったらフランクに言ってくれるかなと思ったから頼んだんだけど


「お願い、このとーりッ」

「別に良いけどよ〜、A。一ついいか」


パンッと手を合わせる私にミスタはちょいちょい、と呼び寄せる

なんだ、どうにかする代わりに何かしろとか、そういうこと?

しょうがないな、と耳を寄せると



「お前さぁ、今日の下着_黒のレースだろ」



は?と思考回路が止まる


「ちょっと待って、はぁ?!何見てんの死ね」

「大体オメーがそんな胸元が開いた服着てっから、屈んだとき見えたんだよッ!」

「あ〜あ〜、もう分かった、それはもういいから。下着見たんなら早く言ってくんない?相当の対価をよろしく」

「ケッ、ヤな女...」



べっ、と舌を出してミスタを睨む

そのままこの音楽をどうにかしてくれるだろうとブチャラティとジョルノの方へ向かった


「ブチャラティ、この船は何処に向かっているの?今から向かう場所に何かあるの?」

「そうだな_」


ナランチャ達がやっと落ち着いたのを確認してブチャラティは私たちを見回す


「いいだろう、陸も遠くなったしな。ポルポが自 殺した!だからヤツの遺産をこれから回収しに行く!」


「何だって!?自 殺ッ!ポルポが!」

「遺産?」

「回収?何の事です!?」


ポルポ_私たち、ブチャラティチームの直轄の幹部で私たちはボスを伝い、彼に伝達された命令に従って動いていた

私のスタンド能力も入団試験を執り行っている彼の能力によって目覚めたものだ


そのポルポが死んだ_あんなに頑丈な塀のなかに居たというのに


「なぜポルポが死んだのかはどうでもいい。ポルポは死んで当然の事をやってた幹部だからな...」

「_!」



今、ちょっとだけジョルノの目付きが鋭くなったように感じた

もしかして_ポルポを殺ったのは



物を言わせぬ彼の冷徹な瞳に、私は心臓を摘ままれたような感じがしてならなかった

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雷獄丸(プロフ) - うわああ!良いところで…!更新頑張って下さい!滅茶苦茶面白いです! (2019年4月17日 11時) (レス) id: c071576eae (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - (名前)さん» ありがとうございます!励みになります〜! (2019年2月14日 18時) (レス) id: b929e6efef (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白いです!!続き頑張ってください!! (2019年2月13日 15時) (レス) id: d9386c92f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RIOT | 作成日時:2019年2月11日 20時

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