5プラス1 ページ3
＿午前11時前
「今日っていよいよ新入りが来る日だよね、私たちより年上なのかな〜」
ブチャラティが「いつものリストランテで待っていろ」と言っていたので皆でそこへ向かう
いよいよ、今日例の新入りがチームへ来るのだ
みんな何処か浮き足立ってるようで、新入りの話題が尽きない
「俺よりは下だろーな、オメー位じゃあねーのか」
「アバッキオより年上の人来たら逆に笑うよね〜。すんごい年上の威厳とか無くなる」
「なんだと」
アバッキオをケラケラとからかうと耳を軽く摘ままれた
力は余り入っていないがお母さんに怒られたような感じになっている
私がいてて、と声を上げるのを他所にミスタ達はそれぞれ新入りの話を続けた
「男っつってたよな〜、つまんねーの」
「俺年下が良い〜！言うこと聞く奴！」
「お前の言うこと聞く奴なんているのか？」
まだ顔も見ぬ新入りに皆口々に条件を付け加えていく
私も、確かにフーゴ以外の年下は居ないから年下がいいかも
それに、フーゴは私やナランチャより全然大人びてるから、もっと子供っぽい人が良いな
リストランテにつくとそれぞれが好きなことを始めた
ナランチャはフーゴと勉強、アバッキオは音楽を聞きながら何か雑誌を読む
ミスタはというと珍しく分厚い本を読んでいる
気になって横から覗き込んで見る
「へ〜ミスタが本読むなんて珍しい。なに読んでるの？」
「あッ！？Aッ、いや別に、そんなフツーの本だぜッ」
へへへ、と苦笑いを浮かべるミスタ
凄く怪しい、とても怪しい
その態度で大方何を読んでいるのか予想はつく
「あッあ〜ッ、分かった。どーせその本の間にえっちな本挟んで読んでんでしょ。私にはお見通しです」
「何で分かんだよ！！あッ」
「ほらね、もう昼間っからやめてよね〜、ナランチャもいるのに」
ねー、とナランチャに同意を求めるとアバッキオが呆れたように私を突ついた
「A。オメー、ナランチャに夢見すぎだろ」
「別にそんなんじゃないよ、でもナランチャとフーゴはそういうの無理だから」
「フーゴにも夢見てんのかテメーは」
僕も男ですよ、と納得いかないように呟くフーゴにゴメンゴメン、と謝る
こんな他愛もない話をしては盛り上がる
私たちのいつも通りの日常
でも今日は、"新入り"というイレギュラーが加わるのだ
新入りが来るまで＿あと30分
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雷獄丸(プロフ) - うわああ！良いところで…！更新頑張って下さい！滅茶苦茶面白いです！ (2019年4月17日 11時) (
レス) id: c071576eae (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - (名前)さん» ありがとうございます！励みになります〜！ (2019年2月14日 18時) (レス) id: b929e6efef (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白いです！！続き頑張ってください！！ (2019年2月13日 15時) (レス) id: d9386c92f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT | 作成日時：2019年2月11日 20時
