ダウト＿ﾌﾟﾛｼｭｰﾄ ページ16
また始まった
私はその様子をコーヒーを飲みながら伺った
息のペース、汗、匂い、瞳孔の開き方、瞳の動き、手元
じろじろと熱視線を送りながら彼の一挙一動を監視する
運が良いのか、はたまたあの男が鈍感なのかは知らないけどバレていない
私にとっては好都合
あの男というのは、私の前に座っているプロシュートのことだ
彼は私と同じ暗殺チームに所属している
圧倒的な美貌と兄貴と慕われる程の器量の持ち主で体はあらゆるブランド物を装備している
何でも、胸ポケットに入ったボールペンもブランド物なんだとか。
私が彼を注視している理由はただひとつ
「プロシュート、そこの新聞取って」
「＿ほらよ」
パシッと手渡された新聞紙を受け取ってその影から再び彼を見る
そう、理由というのは完璧人間である彼の化けの皮を剥がすためだ
兄貴、兄貴と慕われる彼の化けの皮を剥いであわよくばチーム全員に広めて笑い者にしてやりたいというのが本音
「よォ兄貴」
「るせーな、ペッシ以外俺を兄貴と呼ぶのは許可しねー」
ホルマジオはからかうようにプロシュートの隣に座った
"許可しない"という言葉を聞いてイルーゾォがボキャブラリー泥棒だと不満を漏らす
「兄貴ぃ」
「Aは言わなくていーんだよ、俺は？俺の方が兄貴だろ？」
「はいはい、ホルマジオ兄貴〜」
にひひ、と笑いながらもプロシュートの方を見る
あーあ、気取って煙草なんて吹かしちゃってさ
プロシュートには絶対に裏があるはず
もし彼に欠点がなかったら＿それこそ大問題
だってそんなの、絶対に好きになってしまうもの
＿＿
また始まった
息のペース、汗、匂い、瞳孔の開き方、瞳の動き、手元
じろじろと熱視線を送りながらAの一挙一動を監視する
運が良いのか、はたまたあの女が鈍感なのかは知らねーがバレてはいない
俺にとっては好都合だ
チーム内で、顔は端正でスタイルも抜群
酒も十分に嗜めて、暗殺の腕も確かなAは密かではなく確かに人気者だ
だが"俺の勘"では奴には別の本性があると思っている
Aの本性を暴いてチームの奴等に言いふらしてやりたい
そして俺だけを見るように仕向けたいというのが本音
可愛く猫撫で声を出したり、男らしく喋ったり＿Aは駆け引きが上手い
だがAには絶対に裏がある
もし欠点がなかったら＿それこそ大問題だ
そんなの、もっと惚れちまうからな
＿＿
君の正体を暴くため、今日も君を監視する
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RIOT(プロフ) - こちらの作品を読んで頂きました皆様、誠にありがとうございました。本日をもちまして、この小説は続編に移行することとなりました。今まで読んでくださり、ありがとうございました。続編でお待ちしております。 (2019年2月11日 16時) (
レス) id: b929e6efef (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - 高杜さん» ありがとうございます〜！結局夢主も依存してるっていう共依存になっちゃったんですけど、凄く楽しく書けたので良かったです。是非これからもよろしくお願いします！ (2019年2月11日 15時) (レス) id: b929e6efef (このIDを非表示/違反報告)
高杜(プロフ) - フーゴくんのお話とっても良かったです…！！本当にありがとうございました！これからの更新も楽しみです、応援しています！ (2019年2月11日 12時) (レス) id: c2df969f37 (このIDを非表示/違反報告)
あいすすとろべりー(プロフ) - またリクでブチャラティとアバッキオが夢主ちゃんを取り合いする奴をお願いします！ (2019年2月10日 23時) (レス) id: d243ef7454 (このIDを非表示/違反報告)
カト☆(プロフ) - またまたリクエストよろしいでしょうか...？！よろしかったらポンペイ組をお願いします！ (2019年2月10日 3時) (レス) id: f4cd32f168 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT | 作成日時：2019年1月17日 18時
