病的に美雅＿ｼﾞｮﾙﾉ ページ14
「私、イケメンって大嫌い」
私はテーブルの向かいに座る新入りのジョルノ・ジョバァーナに向かって言った
ジョルノは紅茶を嗜みながら一応、というように何故です？と聞いてきた
「何故かって？そりゃあイケメンは自分自身をカッコいいと思い込んでるわ。だから女はすぐに自分に引っかかるカモだと思ってるのよ。」
「それで？」
この新人、口が達者な様で三つも年上の私に対してもその堂々たる態度を崩さない
「だ、だから、そういう態度だからイケメンが嫌いなのよッ」
「でも、何故それを僕に？」
この少年、いつまでもしらばっくれる気だ
私は向かいから伸ばされた少年にしては大きめなゴツゴツとした手を見てため息を吐く
「ジョルノがこんなことばかりするからでしょ」
「Aさんの言っていることがよく分かりません。僕はただ、貴女の手を握ってるだけですが」
熱の籠る手を振りほどこうとテーブルの上を引き摺るとジョルノの手の力が強すぎてビクともしない
無駄に力強いんだから、このガキ...！
「貴方イケメンじゃない、どうせ他のオンナノコにもそういうことばかりしてるんでしょう？」
「イケメン...僕がです？」
手から気を逸らさせようと私は"イケメン"の話題に話を戻す
ジョルノは世に言うイケメン、誰が何と言おうともイケメンだ
前に街で女の子達にキャッキャ言われてるの見たことあるもの
「だからイケメンの貴方も嫌＿」
「僕はイケメンではありません」
紅茶を飲みながらジョルノは当たり前だと言うように私を見た
＿マジ何言ってんのこいつ...
「僕は美です。美しいんです」
「＿＿はァ？」
突然突拍子もないナルシスト発言をしたジョルノは席を立って私の方に近づく
そのキビキビとして無駄のない流れる様な動作は確かに"美雅"だった
「何よ」
「イケメンじゃなくて、美しい僕ならAさんも好きになってくれます？」
ジョルノは私の手を取ると、ちゅ、とわざとリップ音を立てるようにキスするとニコリと笑った
恥ずかしさの余りにジョルノの手を振りほどいて椅子から立ち上がった
キラキラと光るようなオーラを纏ったジョルノが見える
「顔、真っ赤ですよ」
私の頬をサラリと撫でてジョルノは意地悪に笑う
やだ＿私...
気づいた頃にはもう遅い
私はもう既にジョルノの病的な美しさに魅せられていた
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RIOT(プロフ) - こちらの作品を読んで頂きました皆様、誠にありがとうございました。本日をもちまして、この小説は続編に移行することとなりました。今まで読んでくださり、ありがとうございました。続編でお待ちしております。 (2019年2月11日 16時) (
レス) id: b929e6efef (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - 高杜さん» ありがとうございます〜！結局夢主も依存してるっていう共依存になっちゃったんですけど、凄く楽しく書けたので良かったです。是非これからもよろしくお願いします！ (2019年2月11日 15時) (レス) id: b929e6efef (このIDを非表示/違反報告)
高杜(プロフ) - フーゴくんのお話とっても良かったです…！！本当にありがとうございました！これからの更新も楽しみです、応援しています！ (2019年2月11日 12時) (レス) id: c2df969f37 (このIDを非表示/違反報告)
あいすすとろべりー(プロフ) - またリクでブチャラティとアバッキオが夢主ちゃんを取り合いする奴をお願いします！ (2019年2月10日 23時) (レス) id: d243ef7454 (このIDを非表示/違反報告)
カト☆(プロフ) - またまたリクエストよろしいでしょうか...？！よろしかったらポンペイ組をお願いします！ (2019年2月10日 3時) (レス) id: f4cd32f168 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIOT | 作成日時：2019年1月17日 18時
