【gnsn】水遣いの役職【タルタリヤ】 (ページ7)

今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:8,330 hit

理想と現実。ページ7

璃月に来て、送仙儀式が終わり、オセルを呼び戻したと思えば''鍾離''は神であった＿＿＿＿＿＿。

｢……なーんて信じ切れる話じゃないと思うんだけどなぁ。｣

けれどこれは事実である。

誰かが見聞きした話を誰かに話す。それがまた人伝に話される。
それが噂と変化し、そこに鉄槌を落とすかの如く人の黒いところが現れる。

『お兄サン！出来タ！』

俺の事を''お兄さん''と呼ぶ彼は幼子と言っても過言では無い。
……いや、幼子って決めつけるのも違うのかもしれない。鍾離先生みたいに本当は6000を超えた神かもしれない。

｢あははっ、良い物が出来たね。上手だよ。｣

『うん！アリガト！！』

前言撤回。こんなに輝かしい笑顔見せられたら幼子にしか見えないでしょ。

…にしても、''岩王帝君''を知らなかったAが自作の帝君の死骸の人形を持ってくるとは…。遠くからの鍾離先生直々の俺に対する皮肉かな？？

ふと時計を見る。気がつけばもう7時。

｢うわっ！？もうこんな時間じゃん！A、お腹すいてない？｣

さりげなく家に連れてきてしまったが、俺が家に帰っても俺もAも1人。だから忙しいけど一緒に過ごすことにした。
勿論ファデュイの仕事を見せるわけにも行かないが。

『すいタ、カモ？』

｢今作るから待っててね！｣

そんなこんなで俺はAにスネージナヤにいた頃によく作ってもらった料理を振舞った。