Dusttale ページ27
Underfellを訪ねてから数日後、私はDusttaleに来ていた。もちろんクロス君も一緒に。
マーダーからとある電話を貰ったのだ。
ﾏ「この辺りにいるはずだ」
『うぅ…』
ｸ「気配はしませんけどね…」
緊迫する空気の中、ゴクリと喉を鳴らした。
私が今日ここに来たのは、Dusttaleのキャラと話をするため…そして再び世界をRESETさせるためだった。
マーダーから、もうすぐキャラと審判の間で戦うことになると聞いた。
それを聞いた時、これから行われる二人の殺し合いを見逃す訳にはいかないと思って、急いでここへ来た。
きっとインクに見つかったら怒られちゃうな…
『(でも、この世界のことを見捨てるわけにはいかない…！)』
塵を踏みしめて、キャラを探す。
ｸ「あ…あれは…」
クロス君が指差す方には、ニンゲンが一人立っていた。
マーダーが一歩前に出る。
ﾏ「よぉ、キャラ……久しぶりだな」
『あの子が…』
現在進行形でこの世界で虐殺をしているというキャラ。
マーダーの問いかけに何も反応を見せない。
私もマーダーの隣に出て話しかけた。
『こんにちは、はじめましてだね。私はA…別世界の君の姉なんだ』
私の問いかけにも反応しない。いつ攻撃されても対応出来るように、クロス君が後ろで身構えているのが分かった。
『今日は話をしに来たの』
ｷ「…………」
僅かに顔をこちらに向けたキャラ。
更に近づくと、真っ黒な戦闘画面に切り替わった。当然私の選択肢はACT。
*話す
『キャラ、私とお話しよう』
ｷ「…………この世界でFIGHT以外を見たのはいつぶりだろう」
*相手は少しばかりこちらに興味を向けている。
『……虐殺を止めて欲しい。…RESETしよう』
取り敢えず趣旨だけを明確に伝えた。
ｷ「前から薄々気付いていたよ…君はこの世界の住人じゃないんでしょ？」
いつ攻撃されるか分からない…今Soulを傷付けられたら、何が起こるかわからない。
ｷ「よそ者が、なぜここまでするの？」
自分が危険な状況なのに、なぜ私はここまでしてこの世界を救おうとするんだろう。
答えは簡単だ。
『…みんなを幸せにしたいから。君にも幸せでいて欲しいから』
こんなベタで、ありきたりな理由が、私の素直な気持ちなんだ。
キャラの目が赤く光った。
死んだら終わり エラーside→←最後の夢 ナイトメアside
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ヨモギ雲(プロフ) - シロヌコさん» ありがとうございます…！遅くなってしまいすみません（汗） そう言って頂けて本当に嬉しいです…！読者の方に楽しんで頂けて、私も頑張って書いて良かったと思えます！ (2020年11月25日 22時) (
レス) id: 88414ccd28 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ - イラストも､話もいい物過ぎて何度も戻って来てしまう！！！ (2020年10月10日 10時) (レス) id: 247dc66b10 (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ雲(プロフ) - アンテloveさん» ありがとうございます！ 少しでも作品や夢主ちゃんの雰囲気が皆様に伝わるように、頑張って描きました…！（笑）内容も褒めてくださって嬉しいです！ これからも頑張ります^^ (2020年2月24日 23時) (レス) id: 88414ccd28 (このIDを非表示/違反報告)
アンテlove - わあ・・・絵上手いですね・・・お話も笑いあり涙ありでめっちゃ感動しました！これからも頑張ってください！！ (2020年2月24日 20時) (レス) id: 22e12f1c8a (このIDを非表示/違反報告)
ヨモギ雲(プロフ) - サリア。さん» こんにちは、コメントありがとうございます！作品のみならず絵も褒めて頂けて大変嬉しいです…！ 早く物語の続きを届けられるよう頑張ります！^^ (2019年8月18日 19時) (レス) id: 88414ccd28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨモギ雲 | 作成日時：2019年6月13日 1時
