ちゃあんと分かっているわ ページ2
「可哀相なA。こんな別れ方、あんまりよ。」
ねぇ、黎？と、肌も髪の色も闇の様に真っ黒なAと瓜二つな女……陽炎が言う。
全くだわ。と、肌も髪の色も雪の様に真っ白なこちらもAと瓜二つの黎が同意する。
「でもAもAだわ。“あの時”私達のどちらかと入れ替わればこんな事、きっとならなかったわよ？」
クスリ、と微笑を浮かべ、スル…とAの首に後ろから腕を巻きつける。
「替わったところで、貴方達は一護を殺そうとするでしょ？」
Aが怒気を含んだ声色で静かに、あくまでも静かに言う。
それを聞いて目を細める２人。
「まさか。あくまでも私達は貴女自身よ？貴女の大切なモノくらいわかっていると自負しているつもりだわ」
「黎の言う通りよ？私達、ちゃあんと分かっているわ」
ふふっ、と嗤い声を上げる陽炎と黎。
その嗤い声を聞いて今度はAが目を細めた。
「ええ、そうね。貴方達は分かっているわ。そうよ、“五年前”だってそう。
貴方達は理解した上で殺すのよ。」
ザワリ……と大気が震える。
２人は顔を顰め、口元を服の袖で覆い隠した。
「あらあら、お姫様が怒っちゃったみたいだわ」
「可愛いお姫様はそんな顔しちゃダーメ」
「「折角の美貌が台無しになっちゃうわ！！！」」
そして先程のAから発せられた異常な霊圧を感じてか、それともただ単に遅いAを呼びに来たのか一護が家に入って来たのを感じる３人。
「…王子様が駆けつける前に……」
「真実は隠さなくちゃね♡」
そう言って２人が消えたのと同時に、一護が部屋に駆け込んで来た。
ラッキーアイテム
革ベルト
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ひぐらし - すごく面白かったです！！！ (2014年9月1日 13時) (
レス) id: 30b74e9dd4 (このIDを非表示/違反報告)
竜牙 - どーも！面白かったです！！ (2013年11月1日 9時) (レス) id: 57dfd78715 (このIDを非表示/違反報告)
天月(プロフ) - はじめまして！君僕とてもおもしろいです！！はやく続きがよみたいです(((( (2013年1月3日 22時) (レス) id: 0ea1a3c7cf (このIDを非表示/違反報告)
雛川さん(プロフ) - 雪羅さん» こちらこそ宜しくお願いしますッッ！！ (2012年11月3日 21時) (レス) id: 47663c16a7 (このIDを非表示/違反報告)
雪羅 - 雛川さん………めっちゃ面白いｗｗ特に君僕がｗｗあ。私、少学５年です。ｗｗ友希いいですか？ (2012年10月28日 8時) (携帯から) (レス) id: aef387bd4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛川さん | 作成日時：2012年10月20日 22時
