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■88■ ページ38

青峰サイド

屋上。俺はAのもとに来た。


赤「・・・A?」

紫「うそ、でしょ?ねえ、ねえ、ねえ、ねえ」


Aは、冷たくなっていた。


黒「あああああああああ!!っぁああああ!!!」

緑「俺の・・俺のせいだ・・・俺の・・・・!」

桃「ごめんなさい・・・・ごめんなさいぃいい」


なんで。なんで?

お前だろ?ずっと笑ってたの。

また、一緒に笑うんだろ?

雨が、俺の目から溢れるものと混じる。


アヤ「おい」


背後から声がした。

全然知らない声。

おそらく俺らと同じくらいの歳。


アヤ「お前らがやったのか」


俺らは黙る。

目の前のこいつは、俺らを睨む。

あぁ、こいつも喰種か。

その目は、赤く光っていた。

気がつくと周りにも、知らない奴らが集まっていた。

喰種捜査官の服を着た奴二人。

どっかのコーヒー屋の店員数人。


錦「ぁぁぁああああああああああ!!!!」


見たことのある茶髪の喰種。

こいつが猛スピードで俺たちの方へ来る。

ああ、殺されるのか。

もういいよ。Aがいないなら………


_____ずぶっ


鈍い音。痛みはない。

閉じた瞼を、ゆっくり開ける。


青「あぁ!・・・・なん、で」

錦「____________A?!」


目の前に、Aの身体。

口から吐いた血が、俺の顔にかかる。


『・・・おっひさー』


ああ、また、お前の笑顔を見れたぜ。

よかった……。


錦「Aっ・・・」

『あれ、みんなぁ〜。お揃いだぁ〜。
あぁ、ケン君、さっきぶりぃ〜』


ヘラヘラとAは皆に手を振る。

そして無気力にまた座り込む。

すこし間を置き、喋りだす。


『皆、今までのこと、全部忘れよう』

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ちーかま - 完結してからたくさんの時が経っているので、作者様はこのコメントを見ることはないかもしれませんが、本当に、お疲れさまでした。私が裏ツクで今まで見た中で、一番好きな作品です。長文失礼しました。 (2018年12月16日 8時) (レス) id: 8f9925b559 (このIDを非表示/違反報告)
ちーかま - 最期ガチ泣きしました。涙でもう画面が見えなくて、眼鏡かけてるから眼鏡にも涙付いて......本当に良いお話でした。黒バスも東京喰種も大好きな漫画だったので、題名に引かれて読み始めてみたら、まさかこんなに良い話だとは思わなくて、運命かと思いました。 (2018年12月16日 8時) (レス) id: 8f9925b559 (このIDを非表示/違反報告)
reona0521(プロフ) - 本当に泣いてしまいました。自分を殺してまで皆を守ろうとする夢主に感動しました。これからも頑張ってください。 (2018年1月29日 21時) (レス) id: 4091e15341 (このIDを非表示/違反報告)
- 人間の裏を考えさせられるとても良い話でした。でも一つ意見させて頂きます。なんか最後が中途半端ですかね…東京喰種メンバーは良い感じに終われたけどキセキの世代がなんだかあんなに暴れておいて最後だけ善人ぽっくなるってのがなんだか…。でも面白かったです!!! (2017年12月13日 1時) (レス) id: 309625f9b6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら式どろっぷ。 - 人間同士もこうあるべきだと考えさせられる物語で、見つけてよかった。゜(゜´Д`゜)゜。 (2017年8月25日 1時) (レス) id: e732fea85c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユノハ@kurokuro★ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/bluerose/  
作成日時:2014年11月12日 7時

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