8.子猫ちゃん ページ10
あれから数週間たった。
ヴィクトルさんとはよく話すようになって
それからの進展はない。
あ、lime交換したぐらい。
今日から高校は夏休みらしく、ユリオ君は開店から入ってくれるそうだ。
朝8時Amourに着くと
ユリオ君はもう来ていた。
そういや、土日1日入ってくれるときも、一番に来てるよな…。
「ユリオ君!おはよう!」
ユ「はよーっす。」
私はすかさず、ドスッっとユリオ君の脇腹をチョップする
「お は よ う でしょっ!!」
挨拶はちゃんとできない彼だが…。
ユ「おまたせしました。アールグレイとカルボナーラでございます。」
接客スキルは完璧。
しかも、妖精みたいな美少年なため。
最近は彼を見に来店されるお客様も多い。
騙されないでー、そいつ猫被ってますー
なんてのも言えないけど。
「あっつ!!」
よそ見してたらお湯が少しかかった。
ユ「だっせ(小声)」
少しぐらい私に優しくしてくれたっていいでしょ…?
そうして、いつもの時間。
「あっ、いらっしゃいませ!」
またヴィクトルさんがくる。
目が合うと、微笑んでくれた。
ユ「はっ!?ヴィクトル!?」
えっ!?
「ユリオ君知ってるの?」
ユ「知ってるもなにも…。」
そうして、ヴィクトルさんがカウンター席に座る
ヴィ「へー、ユーリここで働いてたんだ〜」
ユ「いーだろ別に、で、何頼む?」
ヴィ「子猫ちゃんに言う注文なんてないかな☆
俺はAにとって欲しいから。」
とウインクするヴィクトルさん
ユ「おい、ここはメイドカフェじゃねーぞ。」
えっえっ…!?
どゆこと!?
私に注文とって欲しいって…!?
嬉しい…!!
「いつもの、ですよね?」
高まる気持ちを抑えながら、ヴィクトルさんに聞く。
ヴィ「んー、今日はAがオススメしてくれたオムライスにしようかな、あと、コーヒー」
「かしこまりました!」
ピチット君にオムライスをお願いし。
急いでコーヒーを準備する。
今日は珍しく人が少なくて、テラスに二人と
ヴィクトルさんだけだ。
ユリオ君とヴィクトルさん
なにか話してる…
二人は知り合いそうだけど
どんな関係なんだろ…?
ま、あんまり気にすることじゃ…ないよね。
コーヒーいれるのに集中しなくちゃ…!
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朝霧ほのか(プロフ) - 読ませていただきました。私も、今年受験生で、第一志望に落ち、就職することになりました。素晴らしい作品を書いてくださったハルノさん、これからも、占ツク卒業しても応援してます!楽しかったです。ありがとう。 (2017年4月2日 8時) (レス) id: c1e5225473 (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ(プロフ) - 初コメント失礼致します。ユーリの夢小説を読ませていただいたのはこの作品が初で、最高な終わり方で感動いたしました。占ツクを卒業されたのはとても悲しいですが 頑張ってください!! 応援しています!! (2017年3月31日 19時) (レス) id: 417c5d1e72 (このIDを非表示/違反報告)
ハルノ(プロフ) - 紫狼さん» コメントありがとうございます!それは嬉しいです…(><)最高だなんてもう、むっちゃもったいないお言葉ですが、ありがたくいただきます!ありがとうございます!頑張ります! (2017年3月20日 1時) (レス) id: 1590472acd (このIDを非表示/違反報告)
紫狼 - めっちゃ面白いです!そして出会い方といい、設定といい、控えめに言って最高...!楽しみにしてます! (2017年3月20日 0時) (レス) id: 93ae002be5 (このIDを非表示/違反報告)
ハルノ(プロフ) - ねごとさん» ありがとうございます!直してきますね!!そう言って貰えると凄く励みになります!ありがとうございます!これからも頑張ります!! (2017年3月19日 19時) (レス) id: 1590472acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハルノ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/05giogiotr2/
作成日時:2017年3月17日 18時