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16.ズルイヒト ページ19

ヴィ「俺は、Aを家まで送りたい。だから、全然迷惑じゃないよ?」

「でも、ヴィクトルの家と逆方向だし…」

ヴィ「そんなの、関係ないよ。女の子を夜道で1人にさせる訳にもいかないし、Aに何かあったら、勇利にどんな顔すればいいか分からないよ…」

そっか…私の不注意で、万が一のことがあったら
責められるのは、私を連れていったヴィクトルなのか…

「分かった、お願いします。」

ヴィ「うん、これからは最初からそうするんだよ?」

と、にぱあと笑うヴィクトル。

これから…か…

ほら、また

思わせぶるようなこと言って…

無駄に私を期待させる…


それが、きっと無意識なんだろう…


ほんとに、


…ずるい人


「これからなんてあるの?」

ヴィ「あるに決まってるだろ?
Aと話していると楽しいし、もっと一緒に色んなところに行ってみたいんだ!」


そう言ってくれるのは嬉しい

けど、話して楽しくて
色んなところに一緒に行ってみたいのは

きっと彼にとって

私なんか

ただの友達なんだからなんだろう。


また、少し話をしながら
歩いた。



「ついたよ。」

私はシェアハウスの前で足を止める。


ヴィ「ワーオ!ここがかい?意外と早かったね。」

まぁ、通勤時間3分なんで。


「じゃあ、ほんとに今日はありがとう!」

私はヴィクトルの手を離そうとした。

でも、ヴィクトルはどうしてか
離そうとしない。

「…ヴィクトル?」

ヴィ「っあ!…ごめん…ほら、俺寂しがり屋だから…つい…」

と、ぱっと手を離すヴィクトル

あぁ、前ユリオ君が言ってたな。


「ふふ、そうだったね。じゃあ、また…」

私は玄関の前まで行き。

ヴィクトルに手を振った。

ヴィ「うん、また、明日ね。」



こうして、私のはじめての花火大会は
幕を閉じた。

17.親友→←15.帰り道



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設定タグ:ユーリ!!!onICE , ヴィクトル , ヴィクトル・ニキフォロフ   
作品ジャンル:恋愛
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朝霧ほのか(プロフ) - 読ませていただきました。私も、今年受験生で、第一志望に落ち、就職することになりました。素晴らしい作品を書いてくださったハルノさん、これからも、占ツク卒業しても応援してます!楽しかったです。ありがとう。 (2017年4月2日 8時) (レス) id: c1e5225473 (このIDを非表示/違反報告)
ナツキ(プロフ) - 初コメント失礼致します。ユーリの夢小説を読ませていただいたのはこの作品が初で、最高な終わり方で感動いたしました。占ツクを卒業されたのはとても悲しいですが 頑張ってください!! 応援しています!! (2017年3月31日 19時) (レス) id: 417c5d1e72 (このIDを非表示/違反報告)
ハルノ(プロフ) - 紫狼さん» コメントありがとうございます!それは嬉しいです…(><)最高だなんてもう、むっちゃもったいないお言葉ですが、ありがたくいただきます!ありがとうございます!頑張ります! (2017年3月20日 1時) (レス) id: 1590472acd (このIDを非表示/違反報告)
紫狼 - めっちゃ面白いです!そして出会い方といい、設定といい、控えめに言って最高...!楽しみにしてます! (2017年3月20日 0時) (レス) id: 93ae002be5 (このIDを非表示/違反報告)
ハルノ(プロフ) - ねごとさん» ありがとうございます!直してきますね!!そう言って貰えると凄く励みになります!ありがとうございます!これからも頑張ります!! (2017年3月19日 19時) (レス) id: 1590472acd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハルノ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/05giogiotr2/  
作成日時:2017年3月17日 18時

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