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｢おいグルッペン。俺は反対やぞ｣
｢俺も反対やな｣
コネシマは、綺麗なターコイズブルーの瞳を細めてグルッペンを睨む。
それに同乗して反抗的な態度を見せると、待っていましたと言わんばかりに口角をあげた。
｢ほう。彼女を引き入れるのに何か問題が？｣
｢信用ならん。
ただ治してもろただけなんやったら止めといた方がええ。絶対なんか裏があるに決まっとる｣
｢だそうだが？トントン｣
｢いや俺に言われても…。まあ、裏がある感じには見えんかったけどなあ？｣
｢トントン女経験無いんやから唆されとんちゃうん？｣
｢うっさいわ！！Aさんはそんなんちゃいますー！｣
正直、グルッペンの決断は浅はかに思える。
自分が当事者でないにも関わらず、高い医療技術というだけでうちの国に引き込もうとしている。
これがもし、あの国の作戦だとしたら？ オスマンすらも何も言わない状況に何処か違和感を感じた。
確かに、高度の医療技術を取り入れることは今よりもっと勢力を伸ばせるかもしれないが、それでも判断が早すぎる気がした。
まあ今すぐ戦争したい！という欲も少なからず彼の中にあるのだろうけれども。
｢シャオロン。お前はなんで反対なん？｣
｢俺？………もし、引き込まれるまでがあっちの作戦やったらどうするん？身内で争って終わりやで｣
｢それは俺がないって証明出来る。あの総統にそんな頭はないわ。｣
急に話を振られてビックリしたものの、俺の疑問はオスマンにきっぱりと答えられた。
彼の目は決して節穴ではない。
彼が言うくらいだからそうなのかもしれないが、それでもまだ国に引き入れることには少し抵抗がある。
今のままで十分なのではないか、と口に出そうとしたところでグルッペンが口を開いた。
｢悔しくないんか？ゾムもトントンも、Ｕ国にやられてんのに。｣
｢……っ、それは、そうやけど！｣
｢あの時の俺は、本当に浅はかだった。作戦も力も、何もかも劣っていたのに力を過信して危うく幹部を2人も失いかけた。
俺はあの高度な医療技術を手に入れてから、あの忌々しい国を全力でぶっ潰す。これが目的だ。｣
本気で殺る気の目をしていて、ハアとため息をついた。
確かに今のままでは、Ｕ国には勝てない。
そこで切り札を一つ手に入れようという魂胆か。
彼はいつも俺より1枚上手である。
勝つ為なら危険なリスクを伴うことに積極的になれるのは、いつまでも理解できない。
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宇琉夜ハル(プロフ) - 後 side ほしいです (2021年4月30日 19時) (
レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 後名前がわかったら zm｢あ｣ 見たいなん欲しいです (2021年4月30日 19時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 出来れば夢主のセリフ『』こうしてください 時間があればでいいんで (2021年4月30日 18時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 晴さん» それは良かったです！！ありがとうございます！めちゃくちゃ遅れましたが見てますよ！！！頑張ります！！！ (2021年2月21日 20時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 通りすがりの亀さん» 最初はその予定でしたが、主人公が後悔することのないようにヘイトを向けさせて上層部をクズに仕立てあげました(^^ ありがとうございます！頑張ります！！！ (2021年2月20日 21時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2021年1月31日 9時
