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｢あの国のロックは簡単に外れて全部筒抜けやったんやけど、医療関係については何一つ記録されてなかったわ。
やから、抜かれること考慮して記録残してないんやったら相当やり手やで｣
｢ええ、なんか急にきたな｣
記録を残さない、となると過去は捨ておけってスタンスか？いやかっこいいな。
でも実際、医療において過去の記録を残さないのは死活問題である。過去の研究、実績があってこそ進展がある訳で。
情報を抜く時、大体1番筒抜けなのは医療関係であるのにそれが今回は真逆ときた。
あの国、どういうことなん？と正直疑問に思う。
｢で、だ。トントン、お前どうやったらあの状況助かった？｣
｢……多分、あのまま倒れとった俺を拾って治療してくれたんやと思う。気付いたらベッドの上やった｣
｢随分親切な奴やな。まあ見返りとしてあのクソ高い備品の数々…………、痛手でないといえば嘘になるが、人質にとらないのが疑問だな｣
｢名前は聞かれたけど役職は聞かれてへん。普通の兵士やと思われたはずやで｣
｢トントン、なんか情報あるか？｣
｢医者は分からんけど、研究室にはざっと10人おったな。男女半々ぐらいで、薬品は俺らのとこよりだいぶ発達しとる感じ｣
｢トントン。そこにAって女おらんかった？俺、そいつに治してもろたわ｣
｢え、…待て………、俺もその子なんやけど｣
少しの間、沈黙が訪れる。
まあつまり、俺だけにではなくゾムもということは、あの子は単なるお人好しで_______
端から期待はしていなかったが、いざそうとなると少し肩を落としてしまう。
｢で、グルッペンは結局何がしたいん？こんな会議まで開いて。｣
｢オスマンよ。ここまで医療が発達しているのに、この国は活かしきれていないと思わないか？｣
｢まあ確かにな。これだけ優れとんのに、兵力があれじゃあな｣
クックック、と何かを企むような無気味な笑い方をする。
彼を取り囲む俺達は全員苦笑いか呆れた顔を浮かべて、彼の言葉を待った。
｢ま、ゾムとトントンがお世話になったことやし。ご招待しないとな？｣
｢え…………、おお、なるほど…？｣
｢3日後だ。それまでに戦闘準備しとけ！戦争だ〜〜！！！｣
｢招待とはーー！？！？｣
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宇琉夜ハル(プロフ) - 後 side ほしいです (2021年4月30日 19時) (
レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 後名前がわかったら zm｢あ｣ 見たいなん欲しいです (2021年4月30日 19時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 出来れば夢主のセリフ『』こうしてください 時間があればでいいんで (2021年4月30日 18時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 晴さん» それは良かったです！！ありがとうございます！めちゃくちゃ遅れましたが見てますよ！！！頑張ります！！！ (2021年2月21日 20時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
叶子(プロフ) - 通りすがりの亀さん» 最初はその予定でしたが、主人公が後悔することのないようにヘイトを向けさせて上層部をクズに仕立てあげました(^^ ありがとうございます！頑張ります！！！ (2021年2月20日 21時) (レス) id: 9eb6eeed7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚
| 作成日時：2021年1月31日 9時
