色々詰め込んだ短編集！文スト

探偵社員でかくれんぼ！2章！ ページ5

谷崎side

国木田さんに見つかった！全速力で僕は逃げる
国木田さんより小柄な分、逃げやすい。

…正直、僕の異能があればかくれんぼは勝てる。
ただ、絶対に勝利するかくれんぼ、すなわち

C「あれ？Aくん見つかんないな？」

B「他のみんなはいるのに…」

D「どうしよう？あっ、やべっ！俺今日塾だった！」

CB「「俺達も！…みんな見つかったし帰るか！」」

D「おう、そうだな！楽しかったな！」

A「あっ、みんな待っ…お、俺は？俺の、存在は、忘れられてる？」

的なことになりたくない


国「！そこか？」

死角を見つけては隠れ、さらに逃げを繰り返した。


全力で走って曲がり角をまがる。何かにぶつかった

谷崎「ぐはッ！」

目の前にいたのは…

谷「け、賢治くん…」

しまった！

賢「あっ！谷崎さんだ！…えいっ！捕まえました！」

こうして僕は捕まった。

……僕は少し捕まったのが嬉しかった。幼少期、かくれんぼ無双、恐怖のかくれんぼ狂と言われ、お前とかくれんぼするのはつまんねー！と、罵られた過去が払拭された気がした。←

谷「ははっ、僕、捕まってしまいました」

そう、通話中の携帯に向かって言った。

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Aside

谷「ははっ、僕捕まってしまいました」

グループ通話から谷崎くんが抜けた

(異能があれば)かくれんぼ絶対王者谷崎潤一郎、まさかの最期だ。

太「谷崎くん、最期は嬉しそうだったね」

与「昔からかくれんぼしても見つけてもらえなかったんだろうねぇ」

敦「何だか可哀想ですね」

『え？ドMなんじゃない？』←

「「「ブハッ！」」」

みんなが声を殺して笑い始めた。そんな中…

太「ちょっ！待っ！ははははは！」

『ちょっ！太宰さん！五月蝿い！』

そんなうるさいとバレるじゃん！

…案の定、階段から足音が聞こえてきた。地獄耳か！

与謝野先生と目配せして、気がついていない太宰さんは放っておき、逃げる。


向かうは足音とは反対方向の階段だ。エレベーターだといる階がバレるからだ。


物音が聞こえる。

こっそり見ると太宰さんが国木田さんに捕えられていた。

太「あははははは！！」

てか、まだ笑ってるし

国「ほら、さっさと歩け唐変木！」

太宰治、あっけない最期だった

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