色々詰め込んだ短編集！文スト

リクエスト ページ29

ーどれも難しい課題で、みんな見つけられずリタイアしてしまいました

太宰「宝物を見つける過程ではしごから落ちてしまったよ。もう少しで死ねたのに…ちぇっ！…やっぱり私と心中しない？」

『…嫌です。またの挑戦お待ちしております。』


賢治「うーん、見つけられませんでした！…代わりにうちの畑で採れた野菜を差し上げますね！」

『よし採用 国「劇が進まん！やめろ！」ちぇっ、仕方ない…ありがとう賢治くん。家宝にするよ！』


ドスト「持ってきましたよ…蓬莱の玉の枝。」

『マジか。』

ゴーゴリ「ドスくん！ほーらいのたまのえだ？作ってあげたんだからクイズに答えて！」

『おい』

ドスト「なんとなくこうなる気がしたんですがね…やはり、来ましたか。彼は空気が読めないのでしょうか？」

『来るとわかってるならなんで対策取らなかったんですか…ていうかゴーゴリさんのクイズへの執念はなんなんだ…』


中也「ほら、持ってきたぞ。火鼠の皮衣。という訳で俺と結婚してくれ…どうでもいいことだがなんでこの課題をドストエフスキーにしなかったんだ？」

『本当にどうでもいいことですね…鼠繋がりってことですか？…さすがにそこまでは考えてませんでした』

ーかぐや姫は言いました。


『これが本物なら火をつけても燃えないはず。火をつけてみてください。』

ー火をつけるとたちまち綺麗な火花を散らして燃え上がりました。

中也「……な、んで…」

『此の皮衣の情報誰に教えてもいました？』

中也「え、太宰に…って、あいつまさか！」

『騙されたんでしょうね…』

中也「くっそ！彼奴許さねぇ！」

『可哀想に…』


ー可哀想なのは谷崎でした。

『選ばれたのは綾〇かでした。みたいなノリですね。』


ー『龍の頸の珠』(龍の首元で光る玉)を取ってきて欲しいと言われた谷崎は自ら龍の元に行って珠を貰おうとしたのですが…

龍(与謝野)「なるほど、これが欲しいと言うんだね？なら30回ほど妾の治療を受けてもらおうか！！」


ーか、彼はかぐや姫のために…何をとは言いませんが頑張りました。ご、5回ほど治療を受けたのですが…とうとう心が折れて諦めてしまいました…


ナレーションする国木田の声が震えている。

『…大丈夫でした？』

谷崎「…思い出したくない。もう僕は記憶に蓋をするよ…」

『あの、賢治きゅんに貰ったお野菜をお裾分けするので元気だして…』


…そんな中、帝がかぐや姫の噂を聞きつけました。

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