私立梵天学園、イケメンな先生多すぎませんか？

いーち ページ2

貴女side





優しい風に乗せられ桜がひらひら舞い、心地よく私の頬を撫でて通り過ぎていく。

これからあるであろう新しい出会いに胸を躍らせ、軽い足取りで進む。



今日から新学期。友達とはしゃぎ、最高に楽しい華の中学2年生である。







ってんなわけあるかぁぁぁぁぁぁああああああ！！！！！！！！！！！！！



桜なんてもうほぼ散ってるし、風は強くて前髪崩していくし、新しい出会いとか知らんし足取りはめちゃくちゃ重い。

なにより私には友達がいない。そう、友達がいないのだ。



なぜならこの隣歩いてるピンク頭のせいでねｯｯｯｯｯｯｯ！！！！！！！！(キレ)




いや、ピンク頭のせいだけではない。病み期の天使とかサイコ7:3とかばぶちゃんクラゲとか、金の亡者のせいでもある。



自分らが大大大人気でリアコも多い上に他校から見にくる輩もいるってこと知ってるのに私にばかり絡んでくる。はい嫌われの確定演出ご馳走様ですーーー！！！


まぁ万次郎が睨みを効かせてくれてるらしいのでいじめは全くないですけどね。


それに私も私でみんなのこと嫌いじゃないし………なんてことは絶対に言わないけどさ？







『はぁ、今年こそ友達作りたいな……』


「オマエ去年ぼっちだったもんな」


『誰のせいだと思ってんの！！！？？』


「クラス表あそこに貼ってあるから確認しとけ」


『話逸らすな……毎日先生と登校する生徒の身にもなってみろ』


「あ、そういえばオマエ灰谷弟のクラスだぜ。最悪だな」


『うっっっっわ盛大なネタバレくらったオマエが最悪』







誰が担任になるか発表される前のドキドキを強制終了させられた。

はるがタンスの角に足の小指ぶつけて脛になんかぶつけてコーヒー服に溢す呪いにかかることを切に望みます(陰湿)

にーい→←設定多いですすみません

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