ア メ ノ チ ク モ リ 。 【進撃の巨人 現パロ】

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私とエレンは、晴れて中学生になり







来年には、受験を控えていた








｢中学２年は、とても大事な時期だからね。
こんなテストの点数でどうするのエレン！｣





｢だ、だって｣





｢言い訳するんじゃない、やらなかった自分が悪いんだろう？｣









期末テスト



私とエレンは、見事に悲惨な点数をとってしまった







｢A、あんたもだよ｣







ビクッと体が震えた



美花さんの声で、どれほど怒っているかわかってる









｢あのね、私はあんたらふたりには後悔してほしくないの。私だって、あんたらが死ぬまで生きてないんだよ？｣









『わかってるよ』








｢わかってないから言ってるんでしょ！｣









バンッと思いっきり机を叩き、声を荒らげる美花さん









なによ……テストの点数ぐらいで……ｯ





『そんなに怒らなくたっていいじゃん』





｢あんたねぇ……！！！｣







パンッと乾いた音がした




耳がキーンとなって、音が聞こえなかった









『なによ……本当のお母さんじゃないくせに！なにを偉そうに！！！美花さんなんて知らない！』







言ってはいけないことを言ってしまった


そう思った時には、遅かった






傷ついて苦しそうな顔をした美花さんの顔が、くっきりはっきり目に入った








｢出ていきなさい…もうここの子じゃないよ｣



そう言われた時、酷く心になにかが突き刺さった









気づいた時には、家を出ていてエレンの声が聞こえたが無我夢中で走った









なによ、なによ、なによ、なによ……！！！









震える手に、言ってしまった言葉





傷ついた美花さんの顔






イライラな自分





全部が全部嫌になった









『だいっきらい……ｯ!!』

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