ア メ ノ チ ク モ リ 。 【進撃の巨人 現パロ】

すれ違い ページ37

・


｢これから、同級生と祭りに行ってきます｣





｢あぁ気をつけろよ｣





そう言って、出ていったエレン





やっぱり、アニと行くのかな






ﾋﾟﾘﾘﾘﾘﾘ



『は、はい』



｢[あ、A。祭り行かねぇか？] ｣




あの馬面からだった




『え？ミカサは？』



｢[誘えるわけねぇだろ！]｣



だからって私か。


話を聞くと、サシャやコニーもいるらしい






『うん、うん、わかった。場所は？』





・



｢すごい人ですね！ジャン！｣



｢サシャ、見ろよ！屋台めっちゃあるぜ！！｣



『私は、この3人の面倒を見ないといけないのか』



｢おい、そこに俺を含めるなよ｣





ドンドンと、太鼓や神輿を担ぐ人


『うぅ…人酔いしそう』



｢A大丈夫ですか？焼きとうもろこしいります？｣


『あ、あれ。私酔いそうって言ったよね』






そして、数分後


『サシャ、コニーがもうはぐれた』




そう、あいつら もう私らと離れた




｢まぁあれか、あいつらの事だしいいだろ｣




要は、私とジャンのふたりきり…



｢あ、そ、その…浴衣…似合ってるな｣



『…どうも』





リヴァイさん…祭りに行くって言ったら


“浴衣は、何がいい。ハンジに頼んで持ってこさせる”



なんて言って、ちゃっかり用意して

すぐ、帯びやらやられてしまった


“目をつぶってでもできる。てめぇの体は見ねぇよ”



まじでやりやがった。あのおっさん


髪は、ハンジさんにやってもらって

乱し髪にしてもらった。ところところ、編み込みをしてもらい。






それから屋台をまわって。

食べ物食べて、ジャンの奢りだけど。




｢あれ、エレンじゃねぇか？｣


『…え？』




目線の先には



『アニと…』



並んで笑って歩いてるふたり




『…行こう、ジャン』



｢え？お、おい｣



ｽﾞｷｯ


あぁ痛い



消えてしまえ





『……』


｢A？｣






なんで、泣いてんのさ。






『ごめっ…ちょっとっ…』





抱きしめられた。




｢お、俺がこうしてるから｣





『うっ…っ』









こんな感情、違うのに。

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