ア メ ノ チ ク モ リ 。 【進撃の巨人 現パロ】

涙と心 ページ20

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数日後、美花さんの葬式が行われた





職場の人、教え子




たくさんの人が来てくれて、泣きながら挨拶をしていた





ただ、来た人全ての人が



“美花さんは、とても素敵な方でしたよ”




そう言ってくれた。




こんなにたくさんの人に愛されてて


美花さんは、幸せ者だなぁって思った。







｢やぁ、君たちがAとエレンかい？｣




眼鏡をかけていて、髪を一つ縛りしている女の人



『はい』



｢リヴァイが引き取ったって子は、この子達か｣



｢あ、あの？｣


｢あ、あぁ！私はハンジ･ゾエ、美花の友人だよ｣






そう言って手を差し出された





『石川美花の娘のAです』


｢息子って訳では無いですけど…エレンです｣





・


｢私と、美花はね…前の職場の同僚だったんだよ｣




『え？』



そして一枚の写真を出された



｢まだ若い頃だね｣




そこには、髪の長くて色白な美花さん




｢IT企業で働いていてね、副社長だったんだ｣





そんな…美花さん、言ってなかったのに




｢まぁ…仕事を辞めて、先生になったらしいけど｣





｢じゃあ美花さんの前の仕事は、IT企業だったんですか｣




｢うん、今はリヴァイが副社長だけどね｣







え？リヴァイさんが……




｢てめぇ、こいつらに要らぬこと吹き込むな｣




｢ごめんごめん｣





『あの…リヴァイさん…なぜ私たちを引き取ったんですか』




｢てめぇは知らなくていい｣




バンッと机を叩いた


叩いた手がヒリヒリと痛んだ。






『引き取ったからには、教えてもらう権利が…あると思います』









ため息をついて、席についたリヴァイさん









｢ﾁｯ…話す予定はなかったんだがな｣









昔を振り返るような







ポツポツと話し始めた

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